あれから4年…クラリス回想 (アニメージュ文庫 C- 4)

制作 : アニメージュ編集部 
  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (158ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784196695127

感想・レビュー・書評

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  • 「ルパン三世カリオストロの城」をルパンとクラリスの名シーンを中心に、プレイバック。
    宮崎駿が、語るルパン三世像についてのエッセイ、宮崎駿が語る「ルパン三世カリオストロの城」についてのインタビューなどを収録したスペシャル本。
    「カリオストロの城」の着想を「幽霊塔」やルブランの「緑の目の令嬢」から得たことやスケジュールがきつかった制作裏話や悪役作りの難しさなどを宮崎駿が語るインタビュー。
    「ルパンは時代の子だった」と語る宮崎駿のルパン三世像など、興味深い内容。

  • 宮崎さんずきが好きな一冊。

  • 後日譚ではなく、宮崎駿へのインタビューがメイン。時代の雰囲気が伝わってくる。

  • フィルムブックというほど忠実ではない、ざっくりプレイバック。
    そして公開4年の間のインタビュー集というか、たぶんアニメージュ記事の再録。
    という志の低い本だが、資料性としては面白い。

    ・テレビルパンの前半はシラケ。自分と高畑勲はハングリーだった。それはベンツからフィアットへの変更に現れている。
    ・モーリス・ルブラン「緑の目の令嬢」、黒岩涙香から江戸川乱歩「幽麗塔」。
    ・ローマ水道や城の構造など。
    ・悪が作りづらい時代の活劇とは。子供のころに見たかった漫画映画。ハイヒールやスカートのようなもの。
    ・オシッコもウンチもしないようなヒロインばかりですね→オシッコやウンチばっかりする女の子を描きたいのか!? チャップリンは、相手を愛することで自分が高まっていく話ばかり作った。
    ・ルパンの娘。元気な。
    ・ルパンを守るクラリスの強さは、誰もが持っているもの。
    ・クラリスはその後、ルパンに再会するかも。そのときは、ルパンの限界もわきまえた人物に成長しているはず。
    ・もうラナやクラリスは描かない。というか女の子と男の子が出てきたらなぜ恋をしなきゃいけないのか、ただふたりとも生きていける関係を描けたら、ほんとうの恋も表現できるかも。(もののけ姫→風立ちぬ)

  • 2017年11月21日読了。石垣島の宿・楽楽楽で読了。「ルパン三世カリオストロの城」クラリスの視点から映画のシーンを切り取ったコミック部と、80年代の宮崎駿監督へのインタビューからなる本。コミック部には映画に書かれていない要素は全くなく新しい発見は何もなかったが、後半のインタビューは読みごたえがあった。この時期が宮崎監督は脂が乗りきっていて、意欲・テーマ・体力に技術と全てが最高レベルにあったのだなあと思う。今の監督にかつてと同レベルの映画を作ることを望んでも無駄なこと、カリオストロからトトロくらいまでの傑作を作ってくれたことに感謝すべきなのだろう。

  • カリオストロの城が公開4年後の、宮崎駿監督がクラリスを語る短過ぎるアニメージュの再録。まあ映画の絵コンテ本と思えばよいのだが、書名から「その後のハイジ」のような内容を期待していただけに、少しがっかり。

  • 1960年、70年代の話が面白かった。昔の人は車のエンジンから何まで詳しい。そういう時代だったのかな?宮崎さんの語る話がとっても興味深い。映画や本また読んでみたい。

  • 2015.10.19読了。『あれから4年…』てタイトルだからクラリスのその後が書かれてるのかと思ったら製作者その他関係者などなどにとってのあれから4年…の話だった。カリオストロの城は金曜のロードショーで何回も見てるけど、テレビ放映時には7分ほどカットされているらしい。もしかして私ノーカット版まだ見てなかったりする?今世代が一周回ったせいか昔のアニメのリメイクやらその後やら新版やらが作られている。そしてルパンも同様の波に乗っている。今の時代のルパンを私はまだ観ていない。はたして現代の時の子なのかはたまた過去の憧憬なのか、観るのが楽しみである。

  • 前半のカラーページで名作カリオストロの城の名場面とも思えるシーンがその前後とおおまかな流れとともによみがえりを思い出すことができた。

    後半には宮崎さんの語りやインタビューやカリオストロの城への講評がのっている。
    新ルパン三世誕生秘話とも呼べる話はすごく興味深かった。
    またクラリスの魅力についても語られていて、そこがなによりよかった。
    クラリスという女性像。
    健気で凛としたその姿が思い浮かべることができ、
    そこからその後のクラリスについても言及されている。
    言うまでもなく、女は強し。
    それを絵に描いたような女性それがクラリスなのではと思う。
    強さの意味は、女性ならではの強さについて深められているように感じた。
    とにかく魅力的であり、それにひきつけられたことは間違いないと思った。

  • カリオストロの城のクラリスが出てくるシーンがカラーで100ページ以上あるお値打ち品!
    で、「あれから4年・・・」の意味は、読んでみてください!

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著者プロフィール

毎月10日発売のアニメ情報誌「月刊アニメージュ」を手がける編集部

「2013年 『フィルムコミック 風立ちぬ 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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