風の谷のナウシカ 7

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著者 : 宮崎駿
  • 徳間書店 (1994年12月発売)
  • Amazon.co.jp ・マンガ (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784197700257

風の谷のナウシカ 7の感想・レビュー・書評

  • 孵化した巨神兵は母と思うナウシカのために戦いたいと荒れ、ナウシカは巨神兵と墓所の扉を閉める旅に出る。クシャナはナウシカにマントを託し自分もシュワに向かう。孵化したばかりで動いた巨神兵が弱り、地表に降りた近くにヴ王の息子兄弟の戦隊が。巨神兵の毒の光に弱りつつ、巨神兵に「立派な人になる為に力の恐ろしさを学ぶ」ことを教え名前を与えヴ王兄弟に帰還を促す。ナウシカが倒れたので兄弟は巨神兵に離れた位置から見守るよう伝えたが巨神兵は知識が高まり調停者にして戦士、裁定者と自覚する。

    ナウシカの元に向かおうとするミト、アスベルのもとにナウシカを慕う蟲使いたちも一緒に船で、と願い出る。ペジテも土鬼もクシャナも蟲使いも、ナウシカがみんなを繋ぐ糸。皇兄ナムリスの柩をもちクシャナが僧会に休戦を申し入れたがシュワへ向かう船は貸されずチククと僧官の協力を待つ。土鬼はトルメキアへの恨みを忘れず女子供が自爆を仕掛け 仲裁に入ったユパは片腕を失う。土鬼がクシャナに襲いかかる盾となったユパにチククは僧正の影を映し諍いを鎮める。テトを埋葬したいナウシカは船から出て巨神兵と兄弟と旅を続ける。

    テトを埋葬のため廃墟にある木のそばへ降りたナウシカは念話を使う人に会い、巨神兵と兄弟の休息をもらう。薬湯からあがると昔滅びたはずの動植物に囲まれ安穏。兄弟は音楽を。テトを思い出し外に出ようとするのを動物たちが止める、ナウシカが見たのは農耕に使役するヒドラ。上空を飛ぶミトのガンシップはこの街に気づかない。ナウシカが入ったはずの門はなくなり村人はナウシカの母の幻影を見せて留めようとする。200年前にきたナウシカに似た少年が「人間を救いたい」と連れて出ていき最初の神聖皇帝になった、と聞く。人間の繰り返した愚行を聞き心が折れそうなナウシカに森の人セルムが力を貸す。人間の身体が汚した世界に合うように素から変わってしまったため、清浄な空気や水の元では生きられない、自然に生まれた耐性ではなく人間が自分の意思だ作り替えたと知る。廃墟から出ることを許されミト達と合流したナウシカは、崩れながら1人墓所を閉じに行った巨神兵を追う。ヴ王が墓所に攻撃をしきたところにたどり着いた巨神兵は墓所に攻撃、反撃、その衝撃は離れたナウシカ達にも届く。蠢く墓所の亀裂より土鬼僧会の中でも墓所の主の下僕が、巨神兵の手の中で1人残ったヴ王を墓の中に案内する。生きた墓の亀裂よりアスベルが侵入、別の入口からナウシカと蟲使いの一行が。王以外の者を通すことを拒んだ下僕もナウシカのことは下に降ろす。文字だらけの肉塊が主と聞いて激昂したヴ王の元にナウシカが降り立つ。脈動する文字は旧世界の古文字で冬至と夏至に1行づつ新たに生まれる、生命の秘密を語っている。その肉塊から光が放たれ頭の中をさぐり新王を決めている。だがそれは汚染した大地と生物を全て取り替える計画と凶弾したナウシカは自我を崩壊されそうに。セルムの助けで巨神兵を呼び起こし主は破壊、ヴ王によって守られたナウシカはヴ王の最期にクシャナを会わせ、ヴ王は王位を譲る。

    王蟲の体液と墓のそれとが同じ、て。旧世界の人間は、王蟲になったということ??

  • 連載開始が1982年で、中断を挟みながら1994年に完結、実に12年の歳月をかけて語られた壮大な物語。

    物語というより、これは一つの叙事詩。

    この世界のどこかに、古代の秘法とか、ちょっとした秘密なんかがあれば面白いのに、っていう少年みたいないたずら心が存分に満たされました。

    目の前の現実を精一杯生きることは大切。
    でも、頑張りすぎちゃうと心の中がモノクロになってしまいます。
    そんな心の色を癒してくれました。

  • 子供の頃から慣れ親しんだ映画、風の谷のナウシカ。ずっと読んでみたいと思っていた原作を、やっと読了しました。

    話には聞いていましたが、映画版は本当にほんの一部なんだと知りました。この原作の内容を是非映画にして欲しい…何時間映画になるかわからないがw とにかく壮大で、最後まで読んだものの自分は半分も理解できていなさそう。


    (´・ω・`) ココカラネタバレアリ〼


    いろいろなものが映画で観ていた印象とは随分と違いました。登場人物ひとりひとりがより魅力的だったり残酷だったりする。名言もたくさんあった。だけど一番は「私達は血を吐きつつくり返しくり返しその朝をこえて飛ぶ鳥だ!!」でしたね。

    うまく気持ちがまとまらないけど、王蟲が湖みたいなところでバシャバシャ跳ね回るシーンが、なんかエビみたいって思った。あのシーンの王蟲は可愛かったな…
    読みながらいたく感動したし、思うところもたくさんあったはずなのに。なんでこんな下らない感想しか書けないのか(´・ω・`)

  • はー、終わってしまった。途中号泣。
    オームが大好きなんだけど、あんま絡まなかった。。。
    ちょっと最後のほうはいまいちかも。
    また読みかえしてみよう。

  • 読了。
    風の谷のナウシカ7
    宮崎駿

  • 最後の巻であるが、なんだかダレてしまった。著者もここぞとばかりに自分の世界観を説明。かなり説教じみて感じてしまった。また、キリスト者としてはその世界観が汎神論的でもありまた、進化論的、ニューエイジ的でもあったので閉口した。

  • 【経緯】
    図書館で続き見つけた!やった!

    【感想】
    漫画読んでしまうと映画を薄っぺらく感じてしまうね。全7巻のうち3巻までしかでてないときに映画化決まったからしょうがないのだけど。。

    【共感】
    自然界から観たら人間が一番汚い生き物。
    ナウシカの絶望感。
    死者から物を取って生きながらえてきた民族に、「死者を冒涜するな」と正論を偉そうに言えない。

  • ナウシカ感動の第七話(完結編)。
    おぉ、こんな話だったんだ!
    この原作読んで映画観ると、前よりももっと深く観れそう!

    (月刊「アニメージュ」'93年3月-'94年3月号掲載)

  • <閲覧スタッフより>
    『風の谷のナウシカ』はマンガで!アニメ映画作品として広く知られている『ナウシカ』はこの壮大な物語のごくごく一部に過ぎないのだ。戦争、環境、未来の地球とは・・・あまりにも濃密で難解なナウシカの神髄をご堪能ください。

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    所在記号:726.1||KAT||7
    資料番号:20062425
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  • 図書館で1-7巻を全貸りした。

    旧人は私達の未来かなぁ…それを滅して嘘を突き通した(?)ナウシカさんは非道で賢く優しいなぁ…とか、色々考えさせられた。

    クシャナさんと蟲使いの人達が可愛いすぎて幸せになって欲しいなぁ。

    この物語の主人公はクロトワさんにするといいかも…


    恐ろしい事に小1の息子がガン読みしてる笑

  • 泣いた。感動した。面白かった。

    酷いことになってるって噂で読まずにいたけれど、改めて全部読んで本当に良かった。
    ユパ様、テト、巨神兵、アスベル、セルム…映画版しか知らなかった身にとっては、「こうなるんだ…」というのがいっぱい。ヴ王に関しては、当初のキャラ設定に反して、キャラが勝手に変わっていってしまった印象。ミトとクロトワは大体予想通りw

  • 2010年、とある桜並木通りの古本屋さんで、100円で購入。表紙カバーなし、まさしく中身のみ。どうしても読んでしまう。ナウシカ、クシャナ、ユパ、、、名作。

  • 「私達は 血を吐きつつ くり返し くり返し その朝をこえて とぶ鳥だ」

    会社の人が原作を絶賛してたので借りて読んだんだけど、ほんとに素晴らしかった。

    もののけや千尋など、宮崎作品の全てが、すでにこの中にあったのね。

    日本人の優しさは、子供の頃にみんなジブリを観て育つからなんじゃないかと思ってしまうよ。

    宮崎駿さん、ありがとう。

    この時代に改めて、全国民必読です(^^)

  • 巨神兵も腐海もそこに住む蟲達も同様に、ただ先人達が「人間の過ちを元に正そう」という考えから創り出された生命であったことが分かりました 「人間の過ち」によって自然が破壊されるもなにも、人間そのものが自然の一部です まるで他の生命よりも優れ、人間は自然の外の立場にいるように振る舞うことは思い上がりでしかないのではないか、と考えさせられました もし「人間の過ち」によって自然が破壊されたとしても、脳が発達し思考に優れた「人間」という生命の一種がお互いの利害関係のために争った結果滅亡し、自然が破壊されたという生命の長い歴史の内の一部 でしかないものだと思います あくまで人間が自然を守ろうとするのは、自然に利用価値があるからではないでしょうか リアリティがあり、地球の疑似的な将来を見ているようで自然や生命に対する価値観が変わりました
    「どんなきっかけで生まれようと生命は同じです。精神の偉大さは苦悩の深さによって決まるんです。生命はどんなに小さくても外なる宇宙を内なる宇宙に持つのです」p133

  • 愛だね。

    これだけの絶望の中でも、希望はあるんだね。



    このテーマにキリスト教被せると、エヴァンゲリオンになるのかね。

  • よみおわった!おわった。長かった。思うところはいろいろあるけれども。

  • テーマは矛盾の内包だろうか。
    個にして全 全にして個
    生命はどんなに小さくとも外なる宇宙を内なる宇宙に持つ
    沈黙もまた答
    清浄と汚濁こそ生命
    いのちは闇の中のまたたく光
    すべては闇から生まれ闇に帰る
    神は一枚の葉や一匹の蟲にすら宿っている
    素晴らしい物語

  • すごい。
    頭が飽和状態。
    ちゃんと理解出来たのかどうか…。

    とある人がナウシカを「破壊と慈悲の混沌」と称する。
    それは人そのもののことかもしれない。
    この物語はナウシカをそういう存在として描いたのがすごいんじゃないかな。

  • 映画版とはぜんぜん違うということ知って、読みました。映画とは別モンでした。むしろ映画の方は序章くらいの印象。ちょうど今日テレビで放送あるので改めて比べてみようとおもう。

  • 一神教やニヒリズムを超越し、無常観の中で自然の摂理と共に生きよ。という事か?が、「草木や虫にも私達の神は宿る」と言っているので、八百万神的国家神道礼賛ともとれる。という意味では非常に日本的なような。ラストに出てくる、楽園的世界を拒絶し、予定説・終末論的な話を否定する下りは見方によってはキリスト教批判にも思えるが。
    最終巻でイッキに収束する壮大な話ではあったが、大人になるとどうしても意味や隠喩を考えながら読んでしまうので物語に入り込めず、あまりいい読み手にはなれないのかもしれない。逆に子供が読んだ方が素直に読めるのかもしれないが、意味がわからないという問題点もあるような。こういうSFファンタジーの宿命なのかもしれないが。
    この最終巻発売の数ヵ月後にオウム事件が起きたというのも何かの因縁のような気も。

  • [図書館]ゆっくり再読…してもどうも話の本筋は理解できてないようだ。難しい><!感想…うまく説明できない。1度読了後も…?で一旦離れた。複雑に絡み合い…哲学的な話でもあるようで…。最後の墓所の主は…皮肉というかなんというか。結末もはっきりとはさせてない、宮崎さんの想いの全てを終盤に詰め込んだような。あぁ…ユパ様(号泣)にテト…なぜに。巨神兵:オーマもちゃんとした感情があり、完全なる邪悪でなかっただけに哀しくなってしまったorz。沢山の人々に愛され、守られ、ナウシカはそれでも「生きていく」のですね…

  • 単に自然を大切にしようという話ではない。原発が問題になっている今こそ、読むべき本だと思う。

  • うちのめされる。
    映画は映画で好きだけど、深さでいうと、やはり漫画版。
    そしてヴ王の意外なかっこよさ。。

  • レビューを書こうと思いながら 時間がたってしまった。。

    「風立ちぬ」の特番で ナウシカの話が出てきたのが きっかけで
    マンガ読んでみようと思って。
    とても 深い話だったんだね。


    巨神兵が ナウシカをママだと思って守るところが 優しいなと。
    森の人のサボテンちっくな服装とカプセルがなんだか おもしろい。

    あと虫つかいが ナウシカのために 虫を手にかけるとこ。
    大切だけど それ以上に ナウシカのためにって
    すごい慕われているな。


    人間や他の生物を作り変え、世界そのものの再生をめざした人がいたこと。
    墓から出た液体と オームの体液の色が同じこと。
    それが意味するところ。

    清浄な世界が回復したら、汚染に適応した人間は生きられない。
    これ衝撃的ーーーー!
    そういう視点を持っていなかったから 驚いてしまって。


    生きることは変わることだと言い切るナウシカ。
    ラストのことばが ”生きねば”って。
    「風立ちぬ」を見たすぐあとだったから それにも衝撃的で。


    きっと駿さんのなかに なにかブレない信念があるような気がする。
    うまく言えないけど。


    うまく言えないけど 読んでほしい。

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