- Amazon.co.jp ・マンガ (223ページ)
- / ISBN・EAN: 9784197700257
感想・レビュー・書評
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コミック
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宮崎駿
マンガ
ファンタジー
ナウシカ -
結構面白い
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呼吸するエンサイクロペディアな知識を持つ作者なら存じ上げてるだらう、「悪魔的存在としての道化」がなんぞのメディアとして描かれる所に、勉強して書いてます感が見れん。
「庭」の生き物のもふもふがいい感じ。トルメキアの関係者のセンスのある様が描かれるのは作者の腕でいいらしい。
その「庭」の端っこで、十ウン世紀の支那にあった風車が回ってゐる。いや別にいいんだけども。作者のセンスがなせる業なんだけども。
修羅道は法華以外の普通の仏教では比較的いい道なんだー、クシャナ殿下の人生は肯定されるべきものなのは、前から分かってる筈なんだー。 -
腐海も新世界の人間たちも古よりプログラムされたものだった。ナウシカは世界の秘密を知るべくシュワの墓所へと向かう。一方、トルメキアのヴ王もシュワの墓所と向かっていた。生命の意味を説く大団円。
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ユパ様やテトとの悲しい別れ。ヴ王は土鬼神聖皇帝と違い、内にこもる邪悪さで、巨神兵オームを引き連れるナウシカとの争いにならなかったのは意外な思いもあった。シュワの墓所での出来事は、新たな世界の幕開けとなったものの前途多難だろう。83年に第1巻が出版され、完結となる本巻が95年と実に12年という年月を一気に再読。自分の手元にある第1巻は91年に重版されたものだが、それでもこのワイド版が出るのを一日千秋の思いで待っていたのが印象に残っている。
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不屈の名作とはこう言う事だ。何度読んでも圧倒される。生きとし生けるものが平等に受け止められるナウシカの健やかさよ…高みに行ける資格があると言われても尚、世俗の中で地に足を着ける方を選ぶことに躊躇しない、生き物としての生身の感覚の持ち主でもある。
「精神の偉大さは苦悩の深さによって決まるんです」
ちがう
いのちは
闇の中にまたたく光だ!!
胸が詰まる。既に人間が至る所を自分たちの都合のいい様に作り替えて生き延びて来たのだ。今更、あるがままに戻りたいなど、驕りにもほどがある。今からでも出来るのは、これ以上、他の生物を侵食しない事、それだけじゃないだろうか。 -
連載開始が1982年で、中断を挟みながら1994年に完結、実に12年の歳月をかけて語られた壮大な物語。
物語というより、これは一つの叙事詩。
この世界のどこかに、古代の秘法とか、ちょっとした秘密なんかがあれば面白いのに、っていう少年みたいないたずら心が存分に満たされました。
目の前の現実を精一杯生きることは大切。
でも、頑張りすぎちゃうと心の中がモノクロになってしまいます。
そんな心の色を癒してくれました。 -
子供の頃から慣れ親しんだ映画、風の谷のナウシカ。ずっと読んでみたいと思っていた原作を、やっと読了しました。
話には聞いていましたが、映画版は本当にほんの一部なんだと知りました。この原作の内容を是非映画にして欲しい…何時間映画になるかわからないがw とにかく壮大で、最後まで読んだものの自分は半分も理解できていなさそう。
(´・ω・`) ココカラネタバレアリ〼
いろいろなものが映画で観ていた印象とは随分と違いました。登場人物ひとりひとりがより魅力的だったり残酷だったりする。名言もたくさんあった。だけど一番は「私達は血を吐きつつくり返しくり返しその朝をこえて飛ぶ鳥だ!!」でしたね。
うまく気持ちがまとまらないけど、王蟲が湖みたいなところでバシャバシャ跳ね回るシーンが、なんかエビみたいって思った。あのシーンの王蟲は可愛かったな…
読みながらいたく感動したし、思うところもたくさんあったはずなのに。なんでこんな下らない感想しか書けないのか(´・ω・`)