風の谷のナウシカ 1 (アニメージュコミックスワイド判)

  • 3200人登録
  • 4.10評価
    • (792)
    • (233)
    • (603)
    • (8)
    • (3)
  • 408レビュー
著者 : 宮崎駿
  • 徳間書店 (1987年7月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・マンガ (136ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784197735815

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
フランツ・カフカ
魚喃 キリコ
有効な右矢印 無効な右矢印

風の谷のナウシカ 1 (アニメージュコミックスワイド判)の感想・レビュー・書評

  • 日本アニメ史上に燦然と輝く傑作アニメーション映画『風の谷のナウシカ』は、1984年に公開された。科学技術の濫用によって荒廃した世界で、自然と人間との共生を訴え、博愛主義を掲げて闘う少女を主人公に据えたこの作品は、まだ子供だった私を含めて、多くの人々を魅了した。アニメとして技術的に見事だったことは言うまでもないが、あれほど多くの人々に支持された理由は、やはり扱ったテーマの現代性にあったと思う。エコロジーという概念もまだ定着していない時代に、『ナウシカ』のような作品が母国で創られたことを、日本人として、またサブカルチャー愛好家として、私は非常に誇らしく思う。

    だが、原作の漫画版『風の谷のナウシカ』を読むたび、私はいつも複雑な思いに駆られる。私自身、アニメに感動して原作に手を出したクチだというのに、「この作品はアニメ化されるべきではなかった」という矛盾した思いがぬぐえないのだ。アニメ版『ナウシカ』が日本アニメの金字塔であるという評価に異論はない。にもかかわらず、原作と比較したとき、アニメは駄作であるばかりか、失敗作だとさえ思えてしまう。「アニメは原作の冒頭にすぎない」とよく言われるが、原作の冒頭だけを切り取ってまとめたために、アニメ『ナウシカ』は、原作『ナウシカ』の思想の核心部分を裏切ってしまっているように見える。原作のファンとして、私はそれが残念でならない。

    もちろん、それは作者の限界というより、劇場版アニメという表現形式の制約なのだろう。このドストエフスキー級の大作を2時間位にまとめろというのが、どだい無理な話なのだ。それに、アニメの制作にはコストがかかる。どれくらいの資金が動くのか私には想像もつかないが、とにかく多くの人に観てもらって採算をとらなければ、次の作品が作れないのだろう。特に子供向けの作品では、親が安心して子供に観せられる内容でなければ、高評価が得られず観客数を動員できない。結果、万人が了解できるレベルにまで内容を単純化した、優等生的なストーリーにならざるをえないのだと思う。

    しかし原作の『ナウシカ』は、子供に安心して読ませられるような単純な物語ではない。それどころか、アニメに好意的な人まで敵にまわしてしまうような、ダークな思想のもとに成り立っている。そもそも、ナウシカその人が優等生とは程遠く、その行動様式はむしろ「過激派」と呼ばれる人々に近い。そして原作を読む限り、作者はそのことについて十分自覚していて、確信犯的にこの作品を世に送り出したとしか思えないのである。

    ともあれ、作者の意向を無視して手前勝手に総括させていただくなら、アニメ『ナウシカ』は、原作『ナウシカ』の「児童向けリライト版」と位置づけるのが妥当かと思う。児童に対してはあれこれ言わず、アニメの世界観にたっぷり酔わせて高揚させておくのがいい。そして中学生くらいになって、知的な咀嚼力・消化力が身についてから、原作の大掛かりなトリックと有毒性に気づいて、大いに混乱すればいい。適切な時期に適度な毒を摂取しておくことが、将来の免疫獲得につながる。現代社会を生きぬくための道標の一つとして、私はこの漫画を自分の子供に対しても推奨したい。

  • 国民的アニメ映画「風の谷のナウシカ」の原作です。
    映画を観たことのある人はぜひぜひ原作を読んでほしいです。
    内容がすごく充実していて、宮崎駿さんの原点でもあるマンガです。
    彼の自然に対するメッセージがつまっていて何度読んでも深いなぁと感心してしまいます。すでに3回は読んでいるのですが、また読み返しています。年齢によって受け止めることが違うと思うので、また新たな発見があると期待しています。

    第1巻は劇場版の内容なので知っている部分が多いので、細密で美しいタッチの絵を存分に楽しんで読んでいます。アニメでは表現できないくらいキレイなんです!
    いつか原作を「完全版」としてアニメ化されたらどれだけすごいことになるか・・・。

  • 高校時代、クラスの友達に貸したら2人3人と読み出して、しまいには学級文庫化。ボロボロになって戻ってきた。買い替えようかと思ったが、沢山の人に読まれたことが何となくうれしく、そのボロボロのまま受け入れたくて今もそのまま。
    勧善懲悪的でない価値基準。清濁合わせ持ち互いを許しなお、力強く前進する人や動物、環境の姿が胸を打つ。

  •  アニメ界不朽の名作「風の谷のナウシカ」の原作コミック全7巻。 
    映画がフォローしているのはせいぜい2巻位まで。以降の宮崎イズム全開の混沌とした世界観は圧巻。
    巨神兵は原子力の比喩だが、主人公は自らのパワーを制御しきれない巨人までをもその愛で包み込む。自らの肉体を蝕まれながら命を賭して危機に立ち向かうナウシカの姿に、原発を食い止める作業員の姿を重ねて読める、と言っては美談すぎるだろうか。
    現実世界では愛だけでは解決の糸口は見えない。

    短期間で一気に7巻全て読むことを勧める。圧倒的な世界観に引き込まれて、現実に戻るのに時間がかかる。

  • そうか、ナウシカってこういう話だったのか、と今さら思う。
    絵もすごいなぁ…。

    王蟲の言葉がとても気になる。
    ナウシカにとっての王蟲、王蟲にとってのナウシカが映画とは違う描かれ方になっている。
    いや、映画が違うんですが…。

    先が気になる。

  • 3回目(?)の読み開始、評価は最後まで保留。
    ここ15年位の宮崎駿の仕事ぶりはほとんど評価しない口ですが、このマンガだけで宮崎駿は永遠に称賛を受けるに値するとは思っております。
    人間の業への深い考察もありつつ、ポップカルチャーに必要なカタルシスも合わせ持つ、なかなかお目にかかれない作品。

  • いつか読みたいと思っていてやっと読めた。噂には聞いていたけれど、映画の解釈全否定。というか、本当に序章にすぎなかったのだなあ。でも映画以上にナウシカはすごい人だと実感した。

  • 映画はかなり昔に見た。なにがなんだか、子供の頃だったので記憶が曖昧。

    駿氏の絵をはじめてまじまじと見た。
    設定の説明があんまりないまま進むのが、とっても素晴らしい。
    トルコとかイスラエルのところあたりを舞台にしているのかな?
    最初のページからくらべて、徐々にペン先が荒れてきて、線がページをおうごとに太くなってきてる。

  • 映画では尺の関係上語られなかったであろう腐海の森のことや、虫達のことなどが語られていておもしろかった。

  • ナウシカ。風の谷の〜ナウ〜シカ(安田成美)。
    前々からコミック版を読んでみたかったのだ。
    なんかナウシカに鎖帷子(?)を着せる時に敵は前からだけとは限らないとか微妙にそれエッチな意味かねとか思ったり。
    クシャナの立場とか、ペジテと巨神兵の関係とか、映画版だと何だかよくわからず進行する辺りが描かれているので、これはナウシカ再発見となりそうだ。次巻以降にも期待。

  • ナウシカの映画がめっちゃ好きなんですが、原作漫画があると知って早速2巻まで拝借。

    映画の内容は2巻の途中まで。

    王蟲の子供が罠に使われていたが、それには凄い陰謀があるらしく…皇弟が怪し過ぎる!!
    続きが気になりますー^^

    (中央図書館)

  • アニメ版のナウシカはほんの序章に過ぎなかった!!映画の内容は2巻までで、その先を知らないままなんて、もったいないです。

  • 実は大昔に読んでいた一本。
    映画版のある程度万人ウケを狙ったストーリーとは違い
    結構ドロドロでグロテスクで奥が深く、
    ストーリーが難解な所が気に入りました。

    ラピュタに出てくるゴリアテの原型のような飛行船も出てきたり
    パヤオ監督の趣味全開な作品ですね!

  • ナウシカの原作。
    全7巻。
    映画は2巻くらいで終わりです。漫画の方が話の深さが違います。

  • ご存知,ナウシカの原作版です。一巻は土鬼の存在の有無以外ほぼ映画の出だしと一緒ですね。

  • 以前息子たちが引っ張り出して読んでいたのを見て登録。実際には今回で再々々読くらいだろう。高校生の頃に映画が公開されたが全く興味がなく、TVで放送されたのを見てファンになり、本書とLDを立て続けに購入した。この漫画版は登場する国や人物が多く、広い世界観の中で物語が進行するので、映画とはまた違った楽しみ方ができる。1巻では腐海の深部にペジテのアスベルと落ちていったところまで。作者あとがきにはハッピーエンドを予感させるようなことも書いてあるが……

  • 映画で描かれてないことが結構あるんだなー

  • 漫画の才がない、と宮崎氏は思っていたとは…とんでもない逸話である。

  • 映画版ナウシカは序章でしかなかった…。

  • 濃厚。大人向け。読むのに時間がかかる。考えさせられる。古代エフタル語。全7巻

  • こないだTVでやった時にちょっと調べたら「原作と映画は全然違う」とは知っていたけど、その先に私の知らない衝撃展開をネタバレ読んでしまったので図書館で探してきましたとも。映画ではその世界観を表現するためにいちいち説明くさいセリフだななと思っていたけど原作も最初のシーンはほぼ忠実じゃないですか。しかしペジテ舟は巨神兵を運んでるわけではなかったのね。そしてババ様があの伝説を伝えるババ様ではない、と…。

    ペジテのラステルが持ってた秘石は巨神兵を動かすためのもの、巨神兵はすでに破壊されつくした工房都市ペジテの地下。ナウシカはトルメキアに連行されたんじゃなくてトルメキアが腐海の南の土鬼(ドルク)を攻める連合軍にジルに代わって自ら志願して南進してる最中アスベルに襲われてバージを助けてメーウ"ェでアスベルを助けに。落ちたナウシカを助けた王蟲と、アスベルの「小さき者を昔から知っている」っていうのがあの、王蟲の子供を助けてたナウシカのシーンなんだ、映画とは順番違うよね。

  • 本館未所蔵ですが、ご紹介いただきましてありがとうございました!

  • 全7巻。
    宮崎駿の才能の半分以上がこの作品に使われていると思う。

  • 姫姉様が神になるお話

全408件中 1 - 25件を表示

風の谷のナウシカ 1 (アニメージュコミックスワイド判)に関連するまとめ

風の谷のナウシカ 1 (アニメージュコミックスワイド判)を本棚に「読みたい」で登録しているひと

風の谷のナウシカ 1 (アニメージュコミックスワイド判)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

風の谷のナウシカ 1 (アニメージュコミックスワイド判)を本棚に「積読」で登録しているひと

風の谷のナウシカ 1 (アニメージュコミックスワイド判)はこんなマンガです

ツイートする