風の谷のナウシカ 1 (アニメージュコミックスワイド判)

著者 :
  • 徳間書店
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感想 : 487
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (136ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784197735815

感想・レビュー・書評

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  • 描き込みがすごくて驚愕。じっくり読まないと話が掴めません。
    映画のナウシカは久しく観ていないけれど、こんなに緻密な設定があったのか。
    映画はコミックの1,2巻くらいまで?とかって話を聞いたことがあるので、先の展開が楽しみだな。

  • 宮崎駿著『風の谷のナウシカ 1 (アニメージュコミックス. ワイド判)』(徳間書店)
    1983.7.1発行

    2017.1.15読了
     金曜ロードショーを見て久しぶりに読み返してみた。映画では巨神兵を乗せたトルメキアの輸送機が風の谷に墜落するが、原作ではペジテ市の避難民を乗せた輸送機が風の谷に墜落している。巨神兵は風の谷になく、ペジテ市にあり、ヴ王の娘クシャナは巨神兵ではなく秘石を追って風の谷に上陸している。
     このように原作と映画は1巻目ですでに設定が色々違うが、話の流れ方としては殆ど同じなので、違和感なく楽しめる。それにしても、ナウシカは原作も映画版も含めて多くの敵を殺しており、ジブリ作品の中でも異色な作品だと思う。

    URL:https://id.ndl.go.jp/bib/000002371748

  • 哀れな人間たち。読者として客観的に見える立場だから感じる、この戦いで誰が幸せになるの?感。
    現実世界の争いと同じか。
    作り込まれた世界観が、紙面いっぱいに力強く描き込まれていて、圧倒される。
    ところでみんなマスクをしていて定期的に誰が誰かわからなくなる。これも現実世界と同じか。

  • 小さなナウシカが、大人から批判されても虫を可愛がってるシーンがあって、「あっ、これは虫めづる姫君や!」と、小さい頃みた映画で気付かなかったことを思ったら、あとがきに宮崎さんのコメントにそんなことが書いてあってニヤリ。

    あの頃気付かなかったけれど、
    過酷な状況のなかで、人に何を言われても、
    少女が自分らしく生きていくことを選ぶという物語でもあるのだなあ。
    そのことが、結構大変なことでもあるんだよってことを知ってしまったいつかの少女は、おおなかなかやるなあ、いけいけ、と思いながらページをめくっています。

    これからどうなるかたのしみ。

  • 以前からナウシカの漫画版があって、
    映画よりこちらの方が深くてよいよ、と聞いていて
    やっと手に取れた感じ。

    ナウシカの映画版もしばらく見てなくて
    テトに手を咬まれるシーンやオウムの触手の上に立って
    ラン、ランララランランラン♪とか主題歌が安田成美とか
    そんなのばかり覚えていたのだけど
    今回漫画を読んでその深さに驚いた。

    それは一言で「フィクション」と言いがたいほど
    たぶん遠くない未来に人々が経験するかもしれない未来。
    最近今の文明より更に前の超古代文明の話を読んで
    結局人間は進化を止められず滅びの道を進まざるを
    得ない生き物なんだろうなぁと思っていたので
    まさにそれが漫画化された感じだった。

    完璧な聖女のような印象でありながら、
    意外とところどころでキチンとその矛盾とか
    裏側を指摘されていて、
    更に最初の頃と最後では考え方の方向が変わっていたりと
    ただの勧善懲悪の話ではないところが
    読んでいて納得できる部分。

    最初にサラッと読んでしまったのでどれがどこに所属しているのか
    関係性や歴史が分からなかったので続けて2回読んだ(笑)

    次世代につなげたい良作だった。

  • 人の業とナウシカの宿命を知った時、全く違う見え方になる。

  • 随分前に古本屋で購入して未読だった。2020年、新型コロナウイルス(covid-19)が世界中に蔓延。感染予防にマスクが欠かせなくなり、人間の環境破壊によって気候変動を実感。作り話として見たものが、現実に世界に近づいてきた。35年前に公開の映画の原作で、2019年から2020年にかけて歌舞伎の新作として上演。今日のニュースによると「1983年7月に第1巻が発売されてから約37年で累計1700万部を突破」。

  • 超名作、であることは間違いないと思われます。1982年に連載が始まった作品なのだなあ。2020年現在においても、日本の漫画文化というよりアニメ映画文化、か。その中で、宮崎駿、という人物の存在感は、まあ、途轍もないですものね。その宮崎駿の超代表作の漫画、という事で、まあ、、、文化遺産、っていう存在でしょうねえ。未来永劫、語り継がれていく存在なのだろうなあ、と。思う次第ですね。

    ちなみに、映画版は、観た記憶はあるのですが、ほとんど覚えておりません。

    あと、この第一巻が、面白いか?というと、個人的にはあんまりまだ、ピンときませんでした。

    ただ、人間文明がピークを迎えた後に一度壊滅的に破壊される。その後の世界で細々と生き延びる人々。自然 対 人間。とか、まあ、色々とね、深すぎるテーマを扱ってるぜ凄いぜ。という事はヒシヒシ。

    あと、巨神兵、っていう存在は、マジでこう、ドキドキワクワクしますね。魅力的すぎる。巨大すぎる力の恐ろしさとその魅力よ。みたいな。

    とりあえず、単行本全7巻、読み進めたいと思いますね。とりあえず、どんな話なのか。昔、読んだんだけど、ほぼ忘れておりますので、新たな気持ちで新鮮に読み進めたいと思います。うん。

  • ‪ナウシカのオウムは自然に置き換えられると思った。人類が発展のために開発を進めるたびに地球が悲鳴を上げてSOSを出してきた。このままだと地球に未来はない。結局、人類は自然界の一部でしかなく共生して行かなくてはいけない。それに気づいて動く者、利益の為に開発を続ける者。ナウシカは気づき動いた。あなたはどうする?と言う内容だったのかなと。

  • 映画では尺の関係上語られなかったであろう腐海の森のことや、虫達のことなどが語られていておもしろかった。

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著者プロフィール

アニメーション映画監督。1941年東京都生まれ。学習院大学政治経済学部卒業後、東映動画(現・東映アニメーション)入社。「ルパン三世 カリオストロの城」(1979)で劇場作品を初監督。1984年には「風の谷のナウシカ」を発表。1985年にスタジオジブリの設立に参加。「天空の城ラピュタ」(1986)、「となりのトトロ」(1988)、「魔女の宅急便」(1989)、「紅の豚」(1992)、「もののけ姫」(1997)、「千と千尋の神隠し」(2001)、「ハウルの動く城」(2004)、「崖の上のポニョ」(2008)、「風立ちぬ」(2013)を監督。現在は新作長編「君たちはどう生きるか」を制作中。著書に『シュナの旅』『出発点』『虫眼とアニ眼』(養老孟司氏との対談集)(以上、徳間書店)、『折り返し点』『トトロの住む家増補改訂版』『本へのとびら』(以上、岩波書店)『半藤一利と宮崎駿の腰ぬけ愛国談義』(文春ジブリ文庫)などがある。

「2021年 『小説 となりのトトロ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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