- Amazon.co.jp ・マンガ (136ページ)
- / ISBN・EAN: 9784197735815
感想・レビュー・書評
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描き込みがすごくて驚愕。じっくり読まないと話が掴めません。
映画のナウシカは久しく観ていないけれど、こんなに緻密な設定があったのか。
映画はコミックの1,2巻くらいまで?とかって話を聞いたことがあるので、先の展開が楽しみだな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
宮崎駿著『風の谷のナウシカ 1 (アニメージュコミックス. ワイド判)』(徳間書店)
1983.7.1発行
2017.1.15読了
金曜ロードショーを見て久しぶりに読み返してみた。映画では巨神兵を乗せたトルメキアの輸送機が風の谷に墜落するが、原作ではペジテ市の避難民を乗せた輸送機が風の谷に墜落している。巨神兵は風の谷になく、ペジテ市にあり、ヴ王の娘クシャナは巨神兵ではなく秘石を追って風の谷に上陸している。
このように原作と映画は1巻目ですでに設定が色々違うが、話の流れ方としては殆ど同じなので、違和感なく楽しめる。それにしても、ナウシカは原作も映画版も含めて多くの敵を殺しており、ジブリ作品の中でも異色な作品だと思う。
URL:https://id.ndl.go.jp/bib/000002371748 -
哀れな人間たち。読者として客観的に見える立場だから感じる、この戦いで誰が幸せになるの?感。
現実世界の争いと同じか。
作り込まれた世界観が、紙面いっぱいに力強く描き込まれていて、圧倒される。
ところでみんなマスクをしていて定期的に誰が誰かわからなくなる。これも現実世界と同じか。 -
小さなナウシカが、大人から批判されても虫を可愛がってるシーンがあって、「あっ、これは虫めづる姫君や!」と、小さい頃みた映画で気付かなかったことを思ったら、あとがきに宮崎さんのコメントにそんなことが書いてあってニヤリ。
あの頃気付かなかったけれど、
過酷な状況のなかで、人に何を言われても、
少女が自分らしく生きていくことを選ぶという物語でもあるのだなあ。
そのことが、結構大変なことでもあるんだよってことを知ってしまったいつかの少女は、おおなかなかやるなあ、いけいけ、と思いながらページをめくっています。
これからどうなるかたのしみ。 -
人の業とナウシカの宿命を知った時、全く違う見え方になる。
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ナウシカのオウムは自然に置き換えられると思った。人類が発展のために開発を進めるたびに地球が悲鳴を上げてSOSを出してきた。このままだと地球に未来はない。結局、人類は自然界の一部でしかなく共生して行かなくてはいけない。それに気づいて動く者、利益の為に開発を続ける者。ナウシカは気づき動いた。あなたはどうする?と言う内容だったのかなと。
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映画では尺の関係上語られなかったであろう腐海の森のことや、虫達のことなどが語られていておもしろかった。