- Amazon.co.jp ・マンガ (156ページ)
- / ISBN・EAN: 9784197755141
感想・レビュー・書評
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いつも思うのだが、宮崎駿は基本的に(若い)女性に未来を託している気がする。
多分彼が育った(日本の)男性社会の限界を直感的にも理論的にも理解しているからなんだろう。
勿論定石としてのヒロインを据える必要はあるのだろうが、自己嫌悪含めて自らの同世代およびその上の世代を冷ややかに見てるんじゃないかな?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
なんか映画版ってのが中途半端なものだったと思えてくる。
映画版だとトルメキアが単純な悪として描かれていたように思うが、このコミック版ではそんな単純には描かれていない。むしろ土鬼(ドルク)のほうが邪悪なイメージがある。
映画版では全体を通してナウシカの存在感が強く、ストーリィ全体をひっぱっているが、コミック版はひとつのコマとして描かれているようにも思う。
そして、なんといってもクシャナとクロトワが魅力的に描かれていてこれはなかなかよい。偽悪的であり、自分たちを必要悪と認識しつつ突き進む姿はなかなか小気味良い。 -
これは死ぬまでに読んで欲しい本。
一巻から最終巻まで読んで欲しい。
そしてクシャナ殿下がどれだけ素晴らしいか知って欲しい・・・ -
映画版のストーリーを離れはじめ、オリジナルへ。
色んな想いの交錯が描かれているけれど、
一挙に色んな伏線が走り始めたため、
自分は少し混乱してしまっているかな?
次巻以降の展開次第で、
この巻の位置づけが変わりそう。
映画以降のストーリー展開の全貌が知りたい方は、
手に取ってみてくださいな。 -
政権争いと国々の闘争がナウシカの重要なテーマであることは疑いない。基本的にナウシカはばんばん人が死ぬ漫画で、こういう漫画が子供も楽しめる映画の原作(といっても漫画のほうが完結は圧倒的に遅いのだが)というのもすごいなあと思う。いや重要ですよ、そういうの幼いころから読むことは。
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クシャナが王族に生まれなければどんな生き方をしていただろう。ナウシカを羨ましそうに眩しそうに見つめながらも自らの使命を果たそうとするクシャナにグッとくる
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映画でご存知「風の谷のナウシカ」の原作第3巻。
映画版の内容から大きく離れ、戦争色が濃くなってきます。そして複雑な人間関係も。蟲つかいだけでなく森の人も登場してくるし…。
ナウシカの従軍するトルメキア軍がついに土鬼と交戦します。
クロトワの本当の任務やクシャナと兄達との確執、巨神兵復活の秘密、ナウシカの初陣。
ナウシカを守ったカイの命がけの疾走は落涙ものです。 -
ナウシカだけじゃなくて、クシャナ姫も素敵です♪
まだまだ見習うことがいっぱいです(^^) -
物語のレビューは嫌いである。どうやってネタバレを避ければよいのだ。
この物語は、自分が生きるということは誰にも支配されてはいけないこと、すべてのものに許しを与えること、すべてのものとともに生きること、やってくる死を受け入れることを教えてくれる。
7巻で一つのストーリーなので全て読まないとわからない。