華麗なる誘拐 <新装版> (トクマ・ノベルズ)

著者 :
  • 徳間書店
3.00
  • (0)
  • (2)
  • (5)
  • (0)
  • (1)
本棚登録 : 31
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198506261

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 西村京太郎の本格長編推理小説。
    彼の本はずっと気になっていたのだが何から読んでいいのか分からなくて。
    この本は敬愛する伊坂のオススメ。
    設定がまず大胆だ。首相官邸にある電話がかかる。「日本国民全員を誘拐した。身代金五千億円を支払え」といった衝撃の内容。彼ら犯罪組織「ブルーライオンズ」は、次々と様々な事件を起こし、全国民を恐怖の渦に巻き込んで行く。そこで、私立探偵の左文字とその妻が、事件の解明に挑む。左文字がハーフで破天荒、だけど頭がものすごくキレる、っていう設定もなかなか良い。
    「安心を買う」という発想が素晴らしいと思った。ブルーライオンズの策略(考えたのは著者だけど)に脱帽だ。久々に読んでいて爽快な推理小説と出会えた。

  • 西村さんの文章はやっぱり読みやすくて好きです。全日本国民を誘拐と言う普通だったら考えられない事件が起こるんですが、題名の通り「華麗」で鮮やかなお話でした。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

一九三〇(昭和五)年、東京生れ。鉄道ミステリ、トラベルミステリの立役者で、二〇二二年に亡くなるまで六〇〇冊以上の書籍が刊行されている。オール讀物推理小説新人賞、江戸川乱歩賞、日本推理作家協会賞など、数多くの賞を受賞。

「2022年 『十津川警部と七枚の切符』 で使われていた紹介文から引用しています。」

西村京太郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×