白鳥異伝 上 (トクマ・ノベルズ Edge)

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著者 : 荻原規子
制作 : 佐竹 美保 
  • 徳間書店 (2005年10月21日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198506834

白鳥異伝 上 (トクマ・ノベルズ Edge)の感想・レビュー・書評

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  • シリーズ一作目『空色勾玉』同様、日本神話をモチーフとして、大変良く練られた作品で読みごたえがあります。

    ただ、この作者の女主人公の描き方がどうしてもしっくり来ないため☆4つ。私は少女向け小説の女主人公に、現実世界におけるステレオタイプの「女」を越えた像を期待していたため、「女」を強く意識し次第に枠組みに嵌っていく構図を取る主人公への違和感から作品に没入できなかった。あくまで筆者の好みの問題ですが(少女小説に求めるものが間違っている気は薄々…)

    ↑かっこいい女主人公が好き、という方なら『十二国記』『守り人シリーズ』を強くお勧めします。恋愛模様が見たいなら、『勾玉シリーズ』は十分に応えてくれる良質な作品だと思います。

  • 勾玉三部作、二作目。小学生のころに出会ってから、何十回と読み返してきたお気に入りの小説です。上下巻で完結しているので、シリーズの前後の繋がりを気にせず楽しめます。古事記に登場するヤマトタケルがモチーフの和風ファンタジーなのですが、もちろん、元のお話を知らなくっても大丈夫。

    本作の主人公は二人います。
    一人は幼子の時に川を流れてきた血縁知らず、弱虫で泣き虫な小倶那。
    もう一人は里長の娘で、男勝りでじゃじゃ馬なヒロインの遠子。
    二人は同じ家で双子のように育ちますが、ある日、大きな転機と初めての別れを迎えます。「また会おう」と約束を交わし、それを果たそうと奮闘する物語……なのですが、果たすまでの紆余曲折たるや。波乱万丈です。

    小倶那には己の生まれにまつわる苦難が降り注ぎ、遠子は秘宝を探し求める大冒険へ出ることになります。
    彼らだけでなく、出会う人々にもそれぞれのドラマがあり、中でも切ない恋愛模様には何度も涙しました。
    そして、譲れない思いを胸に、様々な戦いに挑む姿が本当にかっこいいのです。

    小倶那と遠子は再び会えるのか。会えたとして、月日とともに変わりすぎてしまった二人は昔のような関係に戻れるのか。結末を知っていても、多彩なストーリーにいつも心を動かされます。読み返すたび、下巻まで一気に駆け抜けてしまう作品です。

    図書館スタッフ(学園前):けんじ

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    帝塚山大学図書館OPAC
    http://opac.tezukayama-u.ac.jp/mylimedio/search/search.do?target=local&mode=comp&category-book=1&category-mgz=1&materialid=2110005968

  • 再読。
    そうそう、菅流が大好きだったのを思い出しました。昔から好みのタイプ変わってないね。
    1ページ目を読んで、ああ遠子を好きになれない、と悟ってしまいました。なんでかね。荻原さんの話は好きなのに、ヒロインがどーにも…全員こんな感じですよね?なんで嫌なんだろう。

    大碓皇子、もうちょい小倶那の話聞いてやれば良かったのになあ。

  • 運命に翻弄されつつも、立ち向かう主人公達。先が先が気になる上巻。

  • 勾玉3部作のなかで、白鳥異伝が一番好きです。

  • 双子のように育った遠子と小倶那。だが小倶那は<大蛇の剣>の主となり、勾玉を守る遠子の郷を焼き滅ぼしてしまう。「小倶那はタケルじゃ。忌むべきものじゃ。剣が発動するかぎり、豊葦原のさだめはゆがみ続ける…」大巫女の託宣に、遠子がかためた決意とは…?ヤマトタケル伝説を下敷きに織りあげられた、壮大なファンタジーが幕を開ける!(表紙裏より)

    『空色勾玉』に続く、“勾玉三部作”の二作目です。とはいえ、前作を読んでいなくても普通に読めます(上巻を読んだ限りなので、最後までそれでOKかはわかりませんが)。

    主人公は水の乙女の末裔である橘の娘、遠子。自由奔放で良くも悪くも一本気な彼女を中心に物語が動き出していきます。上巻はまだまだプロローグという感じです。遠い異国の地で、キーマンとなりそうな男・菅流と出会い、物語はどのような方向に向かっていくのか、下巻が楽しみです。

  • 萩原規子さんの勾玉三部作、第二弾。
    第一弾からさらに時代を下り、幼馴染の遠子と小倶那が織り成す壮大なファンタジー。
    この作品は、遠子が西の善き魔女のフィリエルを思わせる逞しくて眩しい少女で、恋愛要素もしっかり織り込まれ、「これこれ、萩原さんの作品は!」と思えるものだった。空色勾玉はまだ処女作だったから、女の子のキャラがたってなかったのかなあ、とそんなことを思いつつ、第三弾を楽しみに待っております(笑)

  • 勾玉三部作の第二話。
    第一話に比べて、展開が厳しい。

    神話を元に創作したお話らしいが、
    神話の時代を描写するには、
    これくらいでないと駄目なんだろうなと感じました。

    分かり易い絵と、語りの多いわかりやすい文章で、難しい神話を平易に理解することができるかもしれません。

  • ヤマトタケル伝説を下敷きにした古代ファンタジー小説

    「空色勾玉」に続く第2弾ですが、上巻はまだまだプロローグに過ぎない感じです。
    後半から一気に急展開して、面白くなってきましたので、下巻を早く読み終わりたいと思います。

  • 勾玉三部作二つ目。ヤマトタケル伝説が下敷き。
    幼馴染設定で一番萌えた作品。個人的には菅流が一番好きです。
    児童書だけど侮れない。
    上下巻。

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