- Amazon.co.jp ・本 (109ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198602369
感想・レビュー・書評
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ねこは捨て猫でした。もらわれて、飼われることになった家では、先住の魚がいました。
最初は、魚に興味がなかったねこ。でも、ひと言ことばを交わしてから、お互いの存在を認めあうようになります。
あるひ、魚が水のそとにでてしまい、パクパクしているところを見つけてしまった猫の心に変化がおこり・・・
としょかんで猫の本をいっぱい借りて読んだ本の1冊。猫と魚のせつない友情、こころがあたたかくなる本です。 -
Rちゃんに借りた本。
心の通い合うともだちとしてのおさかなと
おなかを満たす食べ物としてのお魚の
区別に悩むねこ。
食べ物から命をもらっているんだってこと、
目をそらしちゃいけないよね。 -
いとうひろしさんの童話。命を食す、ということに正面から向き合った作品。どうなってしまうのか、ハラハラドキドキの展開ながら、ぶれずに最後まで読ませてくれる。
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ちょっとホロリとさせられました。友達の筈の魚が食べたくなる猫。魚の居ない国に行こうとする猫。猫が可愛いです(笑)
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きんぎょの夫婦とねこが友達というちょっと不思議なおはなし
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久しぶりに心の奥が小さく揺れたお話でした。
のらねこの心の変化とその葛藤とが、落ち着いた(淡々としたというのでしょうか)文章でつづられます。
どなたかも書かれていましたが、庭の土のシーンは衝撃的で、一種の禁忌に触れてしまったようなそんな感じをうけました。しかし、そのことが、それしかできなかった「ねこ」の思いいをはっきりとはしない「何か」な形で読者に伝えてきてくれるのではないかと思いました。
「中学年」カテゴリに入れましたが、高学年の方がより深くこの作品を読めるのではないでしょうか。 -
ねこはちゃんと食べものをもらっていたので、水槽で飼われている魚には
興味がありません。
それどころか友だちになれたのです。
ある日、魚が一匹水槽から飛び出してしまって、床で苦しそうにしていました。
それを見たねこは、不思議な気持ちがわきあがってきました。
それは、ねこの本能・・・。
このままだと、ねこは友だちである魚を食べてしまうかもしれません。
そうならないために、ねこは魚のいない所に行こうと決心しました。