カードミステリー―失われた魔法の島

  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (387ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198604493

感想・レビュー・書評

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  • 自分が何者か、どこからきてどこへ行くのか考えさせられた。

  • トランプのカードごとの章、主人公が偶然手にした豆本との入れ子構造の物語。豆本の世界と現実世界が徐々に近くなっていく。『ソフィーの世界』は未読なので、機会があれば読んでみたいな。

  • 【推薦者】K.S@角道ジャイアン教室

  • トランプごとの章だて、入れ子がかさなる構造...と凝って作られた現代ファンタジー童話だった。
    先にソフィーの世界を読んでいるせいか、哲学風味はほんのりまぶされている程度に感じた。
    中学生くらいの年齢に読むのに良さそう。

  • 哲学ファンタジー。

    8年前に家を出たお母さんを探しに、父と息子で車で旅に出る話。

    入れ子構造になっていて誰が誰やら、と何回もページを前に戻ったけど、そうやってじっくり読むのにいい本だと思う。

    お父さんの哲学の講義の時間も、一言一言、噛むように読んだ。

    ジョーカーゲーム、すごい!ぞくぞくした。

    偶然と運命。
    祖父と祖母の偶然の出会いがなければ今ここに自分はいないわけで。
    家系の縁、不思議だなあ。

  • 面白くないわけじゃないと思うのだけれど、読み進めるのにパワーと時間がかかった感じ。豆本の内容は面白かった。

  • バンドメンバーのおススメで読むことになったこの本。
    ヤングアダルト向けのようだけど、大人が読んでも面白い。
    入れ子入れ子、さらに入れ子になる物語とそれを読む、聞く人たち。
    哲学を少しだけ学んだので、いろいろと引っかかって来て面白い。

    中学生の頃読んで、大人になって読み返してみたかったなぁ。

  •  作品解説:北欧からギリシャへ、美しい母を求めて12歳の少年と父は旅してゆく。息子だけが手にした「魔法の本」、父だけが語ることのできる哲学と智恵、そして二人を過去の魔法の守り手たちに結びつけた、謎の小人の冷たい手…。魔法と現実が緻密に織り合わされた、みずみずしいファンタジー。ノルウェーで二つの賞を受賞した他、ヨーロッパ各国で話題の物語。

     あの「ソフィーの世界」で一躍有名になった、ヨースタイン・ゴルデルの出世作。読み終えた後「ワタシハナゼココニイルノ?」と、知らず知らずのうちに哲学してしまいます。小さなお子様から大人まで楽しめる作品に仕上がっており、この作品の後に「ソフィーの世界」を読むと、さらに哲学するのが楽しくなるはず。

  • 本のマトリョーシカ。
    依存性のあるものには頼らず、自分自身の存在に疑問を。

  • これはほんとうに面白い!
    ママを捜しに旅に出た父子が、文字通り長い長い旅をするのですが、そこで息子のハンス - トマスが途中に受け取るグッズ…これが彼の過去と運命を読み取るための鍵となる。
    読み進めるのが楽しみで仕方なかった。少しずつ読んでいましたが、残り4分の3くらいから最後まで一気に読めました。この本、実は中学生くらいかな、昔に読んだのですが、今読んだ方が全然ぐっときます。ジョーカーの心は、あなたの心の中にもきちんとまだ残っているはず。遅すぎるなんてことはありません。

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