- Amazon.co.jp ・本 (387ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198604493
感想・レビュー・書評
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自分が何者か、どこからきてどこへ行くのか考えさせられた。
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トランプのカードごとの章、主人公が偶然手にした豆本との入れ子構造の物語。豆本の世界と現実世界が徐々に近くなっていく。『ソフィーの世界』は未読なので、機会があれば読んでみたいな。
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【推薦者】K.S@角道ジャイアン教室
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トランプごとの章だて、入れ子がかさなる構造...と凝って作られた現代ファンタジー童話だった。
先にソフィーの世界を読んでいるせいか、哲学風味はほんのりまぶされている程度に感じた。
中学生くらいの年齢に読むのに良さそう。 -
面白くないわけじゃないと思うのだけれど、読み進めるのにパワーと時間がかかった感じ。豆本の内容は面白かった。
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バンドメンバーのおススメで読むことになったこの本。
ヤングアダルト向けのようだけど、大人が読んでも面白い。
入れ子入れ子、さらに入れ子になる物語とそれを読む、聞く人たち。
哲学を少しだけ学んだので、いろいろと引っかかって来て面白い。
中学生の頃読んで、大人になって読み返してみたかったなぁ。 -
作品解説:北欧からギリシャへ、美しい母を求めて12歳の少年と父は旅してゆく。息子だけが手にした「魔法の本」、父だけが語ることのできる哲学と智恵、そして二人を過去の魔法の守り手たちに結びつけた、謎の小人の冷たい手…。魔法と現実が緻密に織り合わされた、みずみずしいファンタジー。ノルウェーで二つの賞を受賞した他、ヨーロッパ各国で話題の物語。
あの「ソフィーの世界」で一躍有名になった、ヨースタイン・ゴルデルの出世作。読み終えた後「ワタシハナゼココニイルノ?」と、知らず知らずのうちに哲学してしまいます。小さなお子様から大人まで楽しめる作品に仕上がっており、この作品の後に「ソフィーの世界」を読むと、さらに哲学するのが楽しくなるはず。 -
本のマトリョーシカ。
依存性のあるものには頼らず、自分自身の存在に疑問を。 -
これはほんとうに面白い!
ママを捜しに旅に出た父子が、文字通り長い長い旅をするのですが、そこで息子のハンス - トマスが途中に受け取るグッズ…これが彼の過去と運命を読み取るための鍵となる。
読み進めるのが楽しみで仕方なかった。少しずつ読んでいましたが、残り4分の3くらいから最後まで一気に読めました。この本、実は中学生くらいかな、昔に読んだのですが、今読んだ方が全然ぐっときます。ジョーカーの心は、あなたの心の中にもきちんとまだ残っているはず。遅すぎるなんてことはありません。