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- Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198605155
感想・レビュー・書評
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原文があるのは嬉しいが、抜粋で抜けているところが多いかな。
しっかりとすべての荀子が載っているものを読んだほうが良いと感じた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
礼と義と法できちんと支配しないとまとまらないよってお話し
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孟子の性善説と対極に位置する性悪説
ただ、読んでいて人間は生まれもって悪!!という訳ではない
悪に流されやすいだけなのだ
それを制御する為の教えを説く荀子 -
「性善説」を説いた孟子に対し、荀子は「性悪説」を主張した。
人間の本性は悪である。
だからこそ善に向かって努力せねばならないとするその主張は、人間の持つ後天的な能力と可能性への信頼で貫かれている。
荀子は儒家の大物ではあるが、その主張は現実主義に徹し、常に政治に眼が向いていた。言っていることの内容を見ても、今までの儒家が仁だ義だとフワフワした綺麗なものを持ち出して主君の徳を重んじたのに対し、荀子の主張はより実践的な部分に向けられ、礼の名で法を重んじている。後にこの門下から法家の大物・韓非子が出たのも頷ける話だ。
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