中国の思想 (7)

著者 :
  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198605919

作品紹介・あらすじ

"占い"を神の託宣や宿命としてではなく、人生の法則を明らかにし、運命開拓をはかる道と捉えた古代中国人の英知、「易経」。深遠にして難解な原典が、画期的な現代語訳を得て、いま活き活きと甦る。

感想・レビュー・書評

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  • 本書では,易経の概要,『周易』本文の現代訳と原文,その周辺の書物について解説されている。易経の解説本の中では初学者でもとっつきやすい構成で,おそらく1冊目に選んでもなんとか読めると思う。

  • 易の本文がきちんと書いてあり、読み解きも簡略に書いてあってわかりやすい。

  • 癖がなくて良い本だと思っています。
    引っかかりなく読んでいけます。
    原文に忠実に今の人にもわかりやすく訳してあります。
    初心者や勉強を始める人はこれを手元に置いてもよいのでは

  • 易経に関しては
    占いと思われるかもしれないが統計学によるものも含まれていると感じます

    ただ、易に関しては儒教ではなく道教が始祖(対極主義)でありますが
    儒教が超常現象を包括する為に取り入れたものかもしれません

    当たるも八卦当たらぬも八卦といわれるぐらいなので
    ただ、占いの本ではなく古代中国思想を感じられると思います

  •  易経はとても古い哲学の本です、本の中に人生の奥妙を書いています、読んだら、人生に役に立つと思いますから、読みたいです。

  • 原稿時のお供です(笑)。

  • 「中国の思想」シリーズの中ではやや異色の一冊。
    論語や孟子と違って、君子たるものかくあるべし、というようなことを故事や理論を重ねて説明している書、というのとは少し違う。筮竹を通して思想を語る、少し不思議な人生攻略本。
    左伝などに易の話が出ているので、それらの理解を深めるには良いかもしれない。

  • 本来の楽しみ方ではありませんが、易経のなにが面白いって、漢字の意味の広がりが素晴らしい。三国ファンの視点では「断金の交わり」が易経出典であること、呂蒙の蒙が「いずれ大河へと流れ出る山間の小さな水たまり」であったり、陸遜の遜が「水を渡る風」であったり。おいしいネタがゴロゴロしている宝石箱のような一冊です。原文・読み下し文・現代語訳あり。

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