チョコレート王と黒い手のカイ

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制作 : シャーロッテ パノフスキー  Wolf Durian  Charlotte Panowsky  石川 素子 
  • 徳間書店 (1998年11月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (158ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198609436

チョコレート王と黒い手のカイの感想・レビュー・書評

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  • アメリカのチョコレート王がベルリンにやって来て「求む広告王!」と新聞に広告を出した。それを受けて街の子どもたちの秘密結社「黒いて団」のリーダーカイは名乗り出るのだった。
    大人の広告専門家とカイたち子どもたちとの広告合戦が荒唐無稽に描かれます。子どもたちはあらゆる手を使って攻めるのですが、それに対して大人である広告屋も本気で対抗しますし、チョコレート王は面白がるのです。この手の子どもが大人に対抗する話では大人が「嫌な人」として書かれがちなのですが、ここではそういう描写がないのです。もちろんはじめは子どもたちをバカにしたり、相手にしなかったりはあるのですが、いざことが始まると本気で対応するんですね。だからこそこの物語がただ単に荒唐無稽の無茶苦茶だけに終わらず、面白さと爽快さをそなえたものになっているのです。
    また次から次へとカイたちが考え出す珍アイデアの応酬が繰り返されるストーリーの中に、カイと妹のエピソードを挟むことでカイの人柄を見せるだけでなく社会情勢も見せるやり方が巧いですね。それがあるからドタバタだけで終わらない物語の深みがあるのでしょう。百年近く読み継がれている物語のすごさも思わされます。

  • 孤児の少年カイに率いられた町の子どもたちの秘密結社「黒い手団」が、チョコレート会社の広告担当の地位をめぐり、大人の広告業者と「広告競争」をくり広げる。町中に奇想天外な広告が次々にあふれて…? いきいきした子どもたちの姿が楽しく、ケストナーにも影響を与えたといわれる、ドイツで1920年代から読みつがれてきた古典的名作

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チョコレート王と黒い手のカイはこんな本です

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