夕あかりの国

  • 徳間書店
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感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (48ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198609948

感想・レビュー・書評

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  • 魔法の言葉
    そんなことへいきだよ

  • タイトルから伝わってくる蜃気楼のようなゆらゆら揺れるもの哀しさ。と同時に寄り添う優しい温もりも感じられる“夕あかり”という独特な表現が素敵。
    ヨーランという男の子がもう歩けないと知ったところから始まる現実は重いが、謎の紳士リリョンクバストさんに連れられて訪れる夕あかりの国で自由に動き回る姿は、その現実の悲しみから解き放たれた彼の枯れない精神そのもの。
    低学年にはちょっと難しかったかな。少し長めのお話だったせいか8歳の息子は読み聞かせ途中で寝落ちし、翌日続きを読もうとしたらやんわり断られてしまったw

  • 病院で歩けなくなった男の子のところへおじさんが現われて夕あかりの国を案内してもらうお話です。

  • 大阪樟蔭女子大学図書館OPACへのリンク
    https://library.osaka-shoin.ac.jp/opac/volume/389375

  • アストリッド リンドグレーン (著), マリット テルンクヴィスト (イラスト), 石井 登志子 (翻訳)

  • 大人になった今読み返すと、子どもの頃とは違う魅力を感じられる絵本。
    大人の人に是非読んでもらいたい
    絵もステキで大好きな一冊です。

  • 男の子ヨーラン、リリョンクバストさん、ないないの国
    足が悪く歩けない、電車バス重機運転


    夢の中のようになんでもあり。
    でも王様とお妃様がちょっと怖い。
    神々しいということなのかな。

    昔住んでいた人も夕あかりの国にいたりして、死後の世界とも繋がっている…??

    夕あかりの国はいいとしてもないないの国の意味とは。
    原文だと分かるかなぁ。
    もともとは小説なので、小説としても出ているらしい。

  • 150919読了。
    いつ本棚に入れたのかしら、新聞か、SNSのタイムラインで見ていいなと思って気にしていた作品。
    作者のリンドグレーンは大好きな『長靴下のピッピ』でおなじみだけど、他の物語ははじめて読んだ。
    足の悪い少年が夕あかりの時間に、案内人とともに日常の町や知らないところに遊びにいく話だ。
    ピッピでもそうだけど、リンドグレーンは子どもでは仕方なく解決できないものにかんして、創造力やふしぎな出来事で寛容に接している。
    できっこないことが、わけなくかんたんにできるという素敵な時間が、夕明かりとともに毎日くるというのがとても素敵だ。
    挿し絵も、柔らかい色使いとごつごつした線でうすぼんやりかつはっきりと、世界観を表していてとても良かった。

  • 不自由な体でも、大丈夫、夕方自由に動ける所に連れて行ってもらえるよ…

  • 「だしじょうぶ。夕あかりの国ではなんでもできるんだ」
     自由は、こころの中にあるのかも。

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著者プロフィール

1907年‐2002年。スウェーデンに生まれる。1944年『ブリット‐マリはただいま幸せ』(徳間書店)で、出版社主催の少女小説コンテストの二等賞を得て、デビュー。以後、児童書の編集者として働きながら数多くの作品を発表しつづけた。1958年には国際アンデルセン賞を受賞。「長くつ下のピッピ」「やかまし村の子どもたち」「名探偵カッレくん」のシリーズや、『ミオよ わたしのミオ』(岩波書店)など、世界中で今も愛されている数々の物語を生み出し、「子どもの本の女王」と呼ばれた。

「2018年 『長くつ下のピッピの本 決定版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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