アレクサンドロス大戦記 1

著者 : ヴァレリオ・マッシモマンフレディ 草皆伸子

• 徳間書店 (2000年3月1日発売)

感想・レビュー・書評

[だまし売りNoさんの感想 · 2022年9月4日]

父親のフィリポスとの間は結構ぎくしゃくしていた。暗殺の黒幕に王妃説やアレクサンドロス説が出ることも無理がない。アレクサンドロスのペルシア遠征は一ヶ月分の兵糧しか用意せずに始めた。行き当たりばったり感がある。人類史上最大の大遠征と評価されるが、成功した結果から評価される面がある。他人が倣う成功例としては難しい。

[koochannさんの感想 · 2013年8月25日]

マケドニアのアレクサンダー大王の誕生から父フィリップ２世の死後、即位し、アジア遠征を決意するまで、現代感覚で描かれた主人公の分かりやすさ。かなり史実に忠実に書かれているということであり、プトレマイオス、セレウコス将軍ら聞き覚えのある部下たちとの交流、それぞれの性格に興味が持たれます。逆にいうと、英雄性が乏しい主人公像になってしまうかも。②③がどこまで期待できるかしらといった感じです。