魔女と暮らせば―大魔法使いクレストマンシー

  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198614614

感想・レビュー・書評

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  • 児童文学鬼畜な姉ランキングがあったら主人公の姉は間違いなくベスト3に入る

  • 学生時代に図書室で読んで、衝撃をくらった作品です。
    初めて本を買いたいって思わせてくれました。
    魔法の世界を細かく書いていて、描写が頭の中で容易に想像出来ます。
    主人公キャットがお小遣いをもらってクレストマンシー城での、初めての買い物をするシーンが1番好きで子供くすぐられました。
    そして、キャットの姉離れや本当の姿が明らかになり心情が変化していく様が見どころですね。

  • とびっきり面白い冒険譚がある訳ではないが、クレストマンシーとは何者なのか、奇妙な城の秘密、キャットの能力はどれほどのものなのか知りたくてページを捲った。
    『ハウルの動く城』の作者だと知り、なるほどはちゃめちゃなことが巻き起こるのも頷けた。
    グウェンドリンの横暴さ、癇癪持ちにイライラしつつ子供の頃に読んでいたら投げ出してしまったかもしれないとちらっと思った。
    パラレルワールドの設定には驚いたし、魔法使いや魔女が普通に暮らす世界を存分に味わわせてもらったので、また他のシリーズも読んでみたいと思う。
    キャットのその後も気になる。

    児童書はわかりやすいきれいな挿し絵があってより作品の世界観が掴みやすい。
    児童向け以外のファンタジーもぜひそうあって欲しい。

  • クレストマンシーシリーズの中でも特にお気に入りの一冊。
    急に体が欲したのでしばらくぶりに読んだ。良き!
    子どもの頃に読んだから思い出補正ありありだけど、やっぱり大好きだなー。
    主人公キャットとジャネットがとても可愛い。健気だけど視野が狭くていじらしい。
    そんな二人が一生懸命にどん詰まりに突き進んでいく様は、読んでてじれったいというかもどかしいというか。
    だからこそ、終盤のキャットの成長がジンっとする。悲しかったよね。。
    読書に限らずだけど、子どもの時の感動したっていう体験が種になって、今また懐かしさと共に感動を収穫できるのって幸せだー。

  • 2021/05/04

  • ひっさびさに児童文学を読んだ
    さすがハウルの原作者様の本なので、頭の中でキャラクターが生き生きしています。

  • 魔女集会通り26番地は、小学生〜中学生の時に大好きで20回以上読んでいたので最初はこちらの訳に慣れませんでした。
    でも大人になってこのシリーズとまた出会えてホントに嬉しかった。

  • ●年を取ったら今日の会話より昔話を思い出す老人活動の一環として、3×年前に読んだタイトルのわからない児童文学をさがしてみることにしました。
    昭和の脳味噌が記憶しているヒントは以下の3点。


    ・クッソ意地悪な姉に虐げられている弟の話
    ・魔法のアイテムが出て来る
    ・姉の名前はグウェンドリン


    ●・・・どう考えてもこの本ですね。(※おそらく正しくは『魔女集会通り26番地』。ブクログでは登録できないようです)
    しかし問題がひとつ。タイトルからして魔法使いが出て来るんでしょうが、まっっつtっつたく覚えていない。
    いましたかねえ? いたんでしょうねえ。
    残虐なお姉ちゃんが暴れては行方をくらます話だと思ってたんですけどねえ。


    ●と言うことで、答え合わせは後日。←永久にしない可能性有。つか、これを書いてるうちになんとなく記憶とアンマッチな理由がわかった気がするのでもう一度忘れます。
    インターネット様の御託宣は流石やのうと言う感想でした。

  • すごく独特の作家なのよね。ローリングなんかより発想や世界観は上等だと思う。キャラクター造形も負けてない。だけどローリングがあれだけ人気がでたのは、一般人の大好きな、感情移入がしやすいこと、恋愛・友情を含んだ学園青春ものであることに理由があると思う。イボットソンやこの人がいたからこそのハリー・ポッター。イギリスの魔法使い文学の豊かな土壌がハリー・ポッターを産んだのだ。ダイアナ・ウィン・ジョーンズだってイボットソンだってもうちょっとそういう要素を取り入れてたらもっと人気が出ただろう。惜しい。でもファンにはこの世界がまたいいんだろうね。
    大人としては、読み始めてすぐに、これは『いつもポケットにショパン』や『バレエダンサー』(ゴッデン)みたいな訳があるだろうと分かるので、キャットの隠された力には驚かない。むしろこの世とは別の似た世界が8つあるという設定や、魔法使いが跋扈する物語世界の様子が面白かった。

  • 昔の訳を読んでからなので、初めのうちはちょっと違和感がありましたが、慣れればこちらの方が好きかも。
    こちらの方が、ロジャーとジュリアが自立した印象で格好よかったり。
    やはりドラゴン可愛いよう。
    ソーンダーズ先生のイラストやその世界観で、竹本泉が思い浮かばれまして、その絵で想像したりして面白かったです。
    なんで以前の訳は、1作しか訳されなかったのでしょうか。

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著者プロフィール

ダイアナ・ウィン・ジョーンズ(Diana Wynne Jones)
1934年8月16日 - 2011年3月26日
イギリスのファンタジー作家で、子ども向けの独創的なファンタジー小説を記す。代表作に『ハウルの動く城』『大魔法使いクレストマンシー』のシリーズがある。
2004年に『魔法使いハウルと火の悪魔』が宮崎駿監督・スタジオジブリ作品「ハウルの動く城」として映画化され、日本でも広く知られるに至る。

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