ブルータワー

著者 :
  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (445ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198619183

作品紹介・あらすじ

平凡な一人の男が、天を衝く塔を崩壊から救う。高さ2キロメートルの塔が幾多の危機を越え、雲を分け聳え続けるのだ。世界を救うのは、夢みる力!魂の冒険と愛の発見の物語。石田衣良の新たな挑戦-心ゆすぶられるヒューマン・ファンタジー。

感想・レビュー・書評

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  • あまり期待してなかったけど、面白かった 病気の男が未来に行き、命を賭し世界を救う話 SFは嫌いだし、暴走族が書くあの当て字のような感じも嫌いだし、お涙頂戴物語も嫌いだけど この作品は悪くなかった 夢中で読んだ 愛の物語、でいいんだろうか

  • ぜんぜん期待しないで読んだわりにけっこう力作だった。

    未来の世界で塔に住む人類、っていう設定はなんか既視感があるんだけど、
    (シャングリ・ラとか…でもそもそも塔に人類が住むっていう話はバベルの塔とか昔からあるね)
    それでも登場人物がしっかりキャラ立ちしてたし、世界観が確立されていて楽しめた。

    あと最後の記憶術を駆使するシーンも既視感があったのだがなにで見たんだろう。
    もしやこの本読んだことあったのか…?

    終わり方もモヤっとしなくて良い。
    都合が良いくらいの安心感。

  • 「いいや。救える。わたしはひとりじゃないからな」
    帯に掲載されたこの言葉が、この物語のすべてを物語る。何人たりとも、この言葉の美しさを損なわせることは決してできない。

    高校生の時に読了し、以来わたしの人生においてかけがえのない1冊です。
    余命宣告された男が、未来に意識を飛ばす。そこは、ウイルスがまん延する地上から生存するために巨大な塔がそびえ立つ世界であった。塔の内部は階級社会であり、外部は居住不可とされていたが、そこにも生命活動が存在する。
    現代社会の縮図を見事に表現しつつ、人間として生きることの美しさを詰め込んだ作品です。
    大切な人達のために、やり切ってみせた主人公。この大切な人達と出会う過程、心理描写が四季彩豊かに表現されているからこそ、この物語は美しく色褪せない。

    わたしが、人生で1番好きな小説です。
    宝物をありがとうございます。

  • おぉぉ?!
    思わず、出版年見返したゎ。
    今のコロナの話ドンピシャ過ぎて。
    2002年なのに、もう、コロナ様の世界観が示され、持てる者持たざる者の描写も、独特の例えの中で完璧。
    作者の現況把握力がすごすぎる。
    しかも面白くてひき込まれたよ。

    なんか、裸で記憶するとことか、どっかで読んだような気もして、あれ?ではあるのだけど、でも最後まで面白かったです。

    廃墟が残ってるなら、、CDROMそのまま引き渡せたのでは?とも思うけど...まぁ、確実ではないね、ってことで。

  • 読んだのは10年以上前だけれど、未だに印象に残っている作品。なんて設定なんだろうかと思いつつも、ページを捲る手が止まらなかった。

  • 参考図書

  • 読み始めたら、今の時代にピッタリのお話だった。(コロナ)
    内容はとても面白かったけど、物理的に埋めとくとかで他にも200年程なら伝えようがあった気がした。星4つ

  • ウイルスに悩まされている今だからこそとは思ったけど、参考にはできないかも。どんな世界でも、お金と権力はセットなのねって思いました。両方持ってる人間が、使い方を間違えるのもよくある話で…。面白く読み進められました。

  • マンガの原作とかになりそう。
    10年ぶりに再読しました。

  • 息も尽かせぬ展開で、
    ドキドキしながら一気に読んじゃいました。

    未来の地球にありえる話。
    ほんとに起きたらゾッとするけど…

    ほんと、創造の力って無限大だ

    と感じさせられた作品でした。

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著者プロフィール

1960年東京生まれ。成蹊大学卒業。代理店勤務、フリーのコピーライターなどを経て97年「池袋ウエストゲートパーク」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。2003年『4TEEN フォーティーン』で直木賞、06年『眠れぬ真珠』で島清恋愛文学賞、13年 『北斗 ある殺人者の回心』で中央公論文芸賞を受賞。他著書多数。

「2022年 『心心 東京の星、上海の月』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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