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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
現代でこそ、不吉なものとしてとらえられがちなカラス。 古来より日本では、天狗の遣いとして、神聖な獣の一種とみなされていたんだな、と思い出させてくれる本作。 勾玉シリーズとは一線を画しながらも、"足立"の名や鳥彦王、豊葦原といった懐かしい言葉も出てきて、その流れを汲んでいることがわかる。 主人公である草十郎は、世間を知らず、他人と交わることを避けて生きてきたために、人々... 続きを読む »
勾玉シリーズではないけれど、鳥彦王とか何となく思いださせることが出てきて楽しめた。
草十郎がどうなることかと思った。
平治の乱がモチーフ。
カラスの若君と笛吹、舞子のかかわりが面白い。
生きること、変えられないこと、死ぬことに向かい合うことが、面白い。
勾玉3部作のスピンウト的な作品。 善くも悪くもファンタジーだったという印象です。 16歳の少年、草十郎が主人公。16歳という年齢だから仕方ないのか、とにかくいきあたりばったりで猪突猛進に物語を進めていく。 戦場が舞台でもあるのに生や死の重みは感じられず、主人公の生まれもった特別さだけが強調され、共感や感動できる場面は全くありません。 それが勾玉にも共通するこのファンタジーの作風なのでし... 続きを読む »
源平の争いで世が荒れている平安末期。悪源太こと義平を将として慕い、戦い続けていた草十郎。主を失い絶望と孤独に生きていた彼を救ったのは清澄な気を生じる舞を舞う糸世だった。孤高な彼の笛音とひたむきな少女の捧げる舞が出逢うとき数多の天界の花々を降らし、世の天命を変えてゆく。だが類い稀な才気は惹かれあう二人を翻弄の渦に巻き込んでいく。◆大好きな時代背景を舞台とした荻原さんの作品が読めるなんて幸せこの上ない。朴念仁の草十郎とお茶目な鳥彦王の絡みがあまりに滑稽で吹き出してしまう。鳥彦王の最後の言葉はすごく切なかった。http://ututusamayouhisseki.blog.fc2.com/blog-entry-30.html
荻原作品に対する拭いきれない苦手意識を抱えつつもこの作品の舞台となっている時代設定に興味をもち手に取ってみました。 そんな「おっかなびっくり」の読み出しではあったものの、最初の数ページであっという間にこの物語の世界観にどっぷりと浸っていました。 これまでの荻原作品ではかなり強烈に感じ、KiKi の苦手意識を醸造してくれちゃっていたあの「少女マンガチックさ」がこの作品ではほとんど気になりませんで... 続きを読む »
勾玉三部作で荻原規子さんの本の世界観にはまり、この作品もとても好きな一冊。
何度も読み返したくなる作品。
荻原さんにしては珍しく、情けない男が主人公です。カラスに助けられながら、失われた想い人を取り戻そうとする情けない男のお話。
とにかく純で純で、もうどうしようもなくもどかしいお話なんです。
主人公は段々、純で居たくなくなるし、自分が純だと信じられなくなったりもするんだけども。
彼女を追うためには、遠く離れた彼女を感じるためには、純でいなければならないという何ともお気の毒な主人公。
純な気持ちで女性を追うことも、純な気持ちを捨てて女性を抱きしめることも。どちらも楽しく、苦しく、美しくて正しいことを純に描き切った素敵な小説だと思います。
高校の頃に読んだよ!
あの頃このシリーズにはまって、大学でバイトするなり稼いだら買うんだ!
って決めてたの。
正直最初はなかなか話の世界に入り込めなくて話が進まなかった。
けど、読み始めるとこれまた引き込まれる荻原ワールド。
勾玉シリーズとは別の設定でも、出てくるキャラで鳥彦王と言う鳥の王が出て来て、またそのキャラが最高にいいキャラだった。
全体的に少し寂しい感じが漂う話、でも終わり方はちょっぴり切ない中にも綺麗にまとまった話だった。
源氏の一党として戦った草十郎は一種の超能力者で、鳥の王さまカラスの鳥彦王と会話できその修行につきあい、異界との扉を開くことができる舞姫糸世と出会い笛の力で世の運命を変えるが…。
特別な力を持つ笛と舞の少年少女の恋が成就するのか悲恋に終わるのかあやふやなのでハラハラさせられる。
なかなかに魅力的なキャラクタたちが使い捨てられるように登場しては次々に消えていくのは草十郎が移動している者であり鳥であり風の眷属だからだ。
★4つでもいいのだけど、コレといったところがないので、とりあえず3つ。
(2005年12月20日読了)
和風ファンタジーを読みたいのなら!
勾玉シリーズから続けて読むと魅力倍増です。
中盤で少しダレてしまいましたが、だいたいはいっき読みできると思います! 舞という文化は美しいですね。
……笛吹きというとなんとなく色男を想像してしまうのは何故なんでしょう(笑)
勾玉シリーズの残滓…落ち武者&遊女なんで色々リアルにエグいけど青春初恋物語。少年頼朝やキモかっこいい後白河上皇が彩りを添える源平前夜な中世ファンタジー。最後のほう微厨二で微世界系…でもって面白かったぁ。

勾玉シリーズではない(こともないのでは)平安末期、源平の争いに揺れるころの話。
板東武者の家に生まれた草十郎(16歳)は腕はたつが、ひとり野山で竹笛を吹くことが好きな若者だ。平治の乱で源氏方の戦いに...





