激流

著者 : 柴田よしき

• 徳間書店 (2005年10月21日発売)

感想・レビュー・書評

[ヤビーさんの感想 · 2006年4月13日]

柴田よしきさんのミステリーは読んでる時は面白いのですが、読み終わった後が物足りません。
でもいつも最後まであっというまに読んでしまいます。

[ちゃいろいさんの感想 · 2006年3月7日]

20年前、修学旅行の自由行動中のバスから、ひとりの同級生が消えた−−35歳になったそれぞれの同級生たちに、行方不明になった少女からのメールが届き、不可解な事件が起こり始める・・・。
柴田よしきの筆力と不思議な展開で、最初はするすると読め、おもしろかったが、前半の期待値が高すぎたのか、後半のオチが弱くて残念。
広がった大風呂敷がどう収まるのかが楽しみだったのに、かなりご都合主義的に事件が片付いてしまって、「そんなに偶然は重ならないだろう」と感じてしまった。

[amyさんの感想 · 2006年1月3日]

柴田よしきさんの本は大好きなんだけど、この本は今まで読んだ本とテイストが少し違う気がしました。子供の頃感じたことと大人になってから思い返して感じることの違いとか、人を羨ましく思っていたのに、実態は異なっていることがあったりとか、色々あるんだなあと読んでて思いました。

[bikkeさんの感想 · 2005年12月27日]

同僚の薦めで読んだ。激流‥‥ううむ確かに激流だ。人は誰しもあの時こうしていれば良かった、と後悔していることがひとつやふたつあるはずだ。それを汚点ととらえ消し去りたいと思うか、絶対に忘れないと背負っていく覚悟を決めるかはその人次第なんだなとつくづく思う。後悔しない生き方をする、というのは理想だけど、例え後悔する事があったとして、その時は背負うには重すぎる事も、何年か後にはちゃんと背負って歩いていける、そんな時間の重ね方をしたいな。

著者プロフィール

　小説家、推理作家。
『RIKO-女神の永遠』で第１５回横溝正史賞。
　猫探偵正太郎シリーズ、花咲慎一郎シリーズ　など。

「2021年 『猫日記　Cat Diary』 で使われていた紹介文から引用しています。」