世界に格差をバラ撒いたグローバリズムを正す

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制作 : Joseph E. Stiglitz  楡井 浩一 
  • 徳間書店 (2006年11月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (414ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198622541

世界に格差をバラ撒いたグローバリズムを正すの感想・レビュー・書評

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  • 2006年刊。著者はコロンビア大学教授。
     関税を撤廃し、自由貿易を推進する一方、破綻国家への資金融通の条件に緊縮財政を政治的に強要する現行世界銀行・ĪMF。
     そしてこれを悪用する多国籍企業の問題点を具体的事例に即して提示する。

    ① 比較優位は、ある国の富を流出させる。二国間で比較優位に立つ製品他が、国際社会では実はさほど優位ではなく、相手国から利益をもたらさない。
    ② 同一商品が同一土俵で競争するとは限らない。
     貧困国は関税撤廃の一方、富裕国は補助金という内政的手法で下駄を履かせてもらえる。
     資産を持つ方が商品・製品の改良に着手・実現しやすい。
     また、高度な技術的ブレイクスルーがあったとしても、資産のある方がそれを総体的に安価で購入できる。販売網を(あるいはそれとの親密な関係を)持たない弱小・零細勢力は、技術的ブレイクスルーを安価で売らざるを得ない。

    ③ 関税は、資金のない国が自己の国内産業育成のための原初的方法。例えば、フォードに席巻されなかった日本の戦前の自動車産業黎明期が想起できそう。

  • 【何故読みたいか?】
    グローバル世界を知りたいから。
    グローバル社会の良いところ・悪いところを知りたい

  • 著者: Joseph E. Stiglitz
    原題:Making globalization work
    出版:W.W.Norton&Company, c2006

    いくつかの視点からの考察をもとに世界規模の統治について、スティグリッツが提言を行う本。

    従って、邦訳タイトルは甚だしい「釣り」。
    真面目な内容に扇情的な題名をかぶせるのは、出版社のどんな判断から生まれたんでしょう。

  • 内容的には少し専門的で複雑な点もありますが、参考になる点も多いですので、是非読んで欲しい1冊です!

  • 『大学新入生に薦める101冊の本 新版』の93番目の本。
    グローバリスムで発生した問題の提起と解決を述べている本。批判の先はほとんどアメリカである。扱うテーマは貿易条約や知的財産権から天然資源まで、何かしらの「グローバル」要素を含んだ物は全て対象である。そのため、自分の興味のある分野や専門分野は取り上げられてはいるが、そうでない分野の文章は中々負担が大きいので読み進めるのに苦労する。よく練られた内容は一読の価値はあるが、腰を据えて読む時間がないと完全に理解するのは難しいだろう。

  • 多様性が人類の進化ではもっとも大切らしい。成功と失敗は多いほうがいいのはオレでも経験で知ってる。フィンチ(ガラパゴスの鳥)は餌でくちばしの形が同種で異なる。旅行が愉しいのはいつもの同じ場所ではないからだ。世界を同じ基準でというのは、生徒の個性を無視する学校のバカ先生みたいなもん?えっ、つまりバカ先生ってことなのか!

  • 201202

  • ゆがんだグローバル化の問題点と対処法

  • 読みたい。

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世界に格差をバラ撒いたグローバリズムを正すの作品紹介

自由化と民営化を旗頭にしたグローバル化は、すべての国、すべての人に未會有の恩恵をもたらすはずだった。ところが今、われわれに訪れたのは、一握りの富める者のみがますます富んでいく、世界規模の格差社会だった。一体これはなぜなのか?ノーベル賞経済学者スティグリッツが、アメリカのエゴにゆがめられたグローバル化のからくりを暴き、すべての人々に利益をもたらす新システムを提言する。

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