- Amazon.co.jp ・本 (346ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198622879
感想・レビュー・書評
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色々とふわっふわした感じで話が進行していくためか、後に何も残らない。
綺麗さっぱり解決、というわけにはいかないのだろうが、何かしら残る。山場の入口から結末までがなんとも平坦かつ短距離なのも、それ以前がふわっふわなのでなんとも印象に残り辛い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
なんだこの中途半端な話は。
誰にも共感できず。
冷静になればひとつずつすごい出来事なのに、薄ぼんやり結末がわからない。
そもそも関西に住んでる人は関西弁の女の子の会話を文字でみて可愛いとは思わない。 -
2012/02/26ブックオフ購入
02/26昼読み始め、02/27朝読了。ようやく、手に入れた一冊。
舜がインフルエンザになり、添い寝しながら読む。あっと言う間に読めちゃう。続編を期待したくなる。書評家目黒氏のお勧めだけある。 -
読みやすくて良かったです。
水商売・芸能界は怖いですね。 -
読み物としてはかなり軽い感じで・・・いろんなエピソードが詰まっているんですが、「A HAPPY LUCKY MAN」みたいなぎっしり感はないです。
最終的には、まあ同じようにいろんなエピソードが解決していくんですが・・・やっぱりどれももうちょっとあってもいいんじゃないか?という印象。これは・・・こうなりました!みたいな結果が先に出てそれをとりまく人々の心の機微みたいなものがあっさりしすぎているんじゃないだろうか、と。
特にそれまでヒロイン然としていた亜須美あたりが顕著に感じました。 -
誰もカクテルなど注文しない場末のスナックで働くことになって
がっかりしたバーテンダーの山県は,
店のママや従業員,お客さんとの関わりの中で
自分の居場所を見つける。
読みやすくて楽しめるが,それ以上ではない。
電車の中などでひまつぶしに読むなら不満はない。 -
本書はバーテンダーとそれを取り巻くスナックの人々のお話である。
「今宵も奇妙な人々が店にやってきます」
バーテンダーの小説と聞くと、ついこういうフレーズを想像してしまう。照明の絞ったバーで質の良い木製のカウンターに立つ年季の入った柔和なバーテンダーが、一癖も二癖もある客達の様子を面白おかしく語っていく。そんな光景。
けれど、本書はどちらかというと語り部になりがちなそのバーテンダー達にスポットライトを当てて描いていく。
といっても、その特殊な職業に深く切り込んで描くわけでもなく、カクテルも出さないようなスナックに勤めることになってしまったバーテンダーが、次々と降りかかる受難を乗り越えていくというストーリーだが。
「エンド・クレジットに最適な夏」同様、さっぱりしていて物語に入りやすい文章ですらすら読める。
展開が読める場面もあるが、良い意味でこちらの予測を裏切ってくれそうな期待感が懐かせてくれる。
ただ、やはり「エンド・クレジット」と同じで終わり方がふわっとしている。余韻が残るというよりも、気持ちよくマッサージチェアに揺られていて、眠気に身を委ねようという時に唐突にマッサージが終わってしまい、違和感を感じて起きてしまうといった印象。
これはわざとなのだろうか。 -
主人公バーテンダーの身の回りに起こるお話。
まぁ、たまにはこういう小説もいいかな、と思って普通の小説を。
普通です。本当普通。(悪い意味ではなく、よい意味での「普通」)
何気ない事ばっかりだったりするので、特に身の回りに起こる事柄も、
些細だったり、些細じゃなかったり(どっち・・・;)
読み終わりは、スッキリ!ではないですけど、
まぁ読者なりに色々考えられる終わりだと思います。
そんな起こる事象に対して、主人公である山県というバーテンダーが色々~云々って話です。
山県さんは、主人公にありがちな性格の持ち主だなぁ、と。
かなり、いい人です。
逆に、こんないい人現実にいないよ!と思いながらも、
優しくて、ジェントルマンな人は好きなので、私は好きです。笑 -
2010年5月22日読了
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渋谷のカクテル・バーで働いていたバーテン・山県が、
ひょんなことから場末のスナック<メメントモリ>で働くことになった。
誰もカクテルを飲みたいという客がいない中、
初めは「こんな店辞めてやる」と思っていた山県だが……。
とても軽く、さらっと読める内容デス。
そういえば、親父がシェーカーやバースプーンとか持ってたな。
まだあるかな? 今度聞いてみよう。