KAPPA

著者 :
  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (289ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198623135

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  • 茨城県の牛久沼。釣り客が突然、沼に引きずり込まれた。助けようとした男が見たものは河童だった…。やがて、水中へと連れていかれた釣り客は無残な遺体となり発見され、河童を見た男もまた、数日後、遺体となり発見された。ルポライターと刑事がそれぞれの立場で河童の正体を突き止めていく。やがて明かされるその正体。そして、その2人に漁師、中学生の少年が加わり捕獲を開始した。腐肉を見守る4人の男の泥臭さ、青臭さ、そして奇妙な友情がムズムズするくらい良い。ラストのスリル満点の捕獲シーン。やっぱりこの作家さん、好きだなぁ。

著者プロフィール

1957年、東京都出身。日本大学芸術学部写真学科中退。フリーのカメラマンから作家に転身し、現在はフィクションとノンフィクションの両分野で広く活躍する。パリ〜ダカールラリーにプライベートで2回出場し、1990年にはドライバーとして完走。1991年『KAPPA』で小説家デビュー。2006年、『下山事件 最後の証言』で第59回「日本推理作家協会賞・評論その他の部門」と第24回日本冒険小説協会大賞(実録賞)をダブル受賞。2007年、『TENGU』で第9回大藪春彦賞を受賞し、ベストセラー作家となった。他の著書に『DANCER』『GEQ』『デッドエンド』『WOLF』『下山事件 暗殺者たちの夏』『クズリ』『野守虫』『五十六 ISOROKU異聞・真珠湾攻撃』『ミッドナイト』『幕末紀』など、多数ある。

「2021年 『ジミー・ハワードのジッポー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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