カルトの島

著者 :
  • 徳間書店
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本棚登録 : 23
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (297ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198624859

作品紹介・あらすじ

荒唐無稽な設定の中に、ぞっとするようなリアリティがある。カフカの『城』へと再び至る道を示す傑作。不条理な『城』の由来するところを描くことで、日本の「今、ここ」の深い真実を照射する。

感想・レビュー・書評

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  • やばいやばい。嫌だ嫌だ。可愛そうだし、楽しくなさそう。こんな社会はヤダ!

  • 「宗教団体」を「会社」に置き換えれば日常のありふれた光景が見えてくる。「意見を異にする人たちの対立」は政治そのものだ。それほど突飛な設定ではない。
     国家・宗教・会社といった集団はソフトが異なるだけでハード(機構)は同じだ。集団は必ず競い合い、闘い合い、奪い合う。そこにこそ集団の目的があるのだろう。
    http://sessendo.blogspot.jp/2017/06/blog-post_8.html

  • 毒はいいけど・・ただ毒でしかなく・・。
    考えさせられるとかいうより
    ただ毒を受け取っちゃっただけみたいな気もする。
    個人的には、日常の生活でも一方的に毒を感じる場面てあるから、わざわざ読みたくない。
    レイプとかいやなの。人間として最低の行為だし。
    こういう取り扱いかただとなんか読んだ後暗くなる。

  • きょうみ本位で近づいてくる人と、ほんとうにあいしてくれるひとはどう区別するのでしょうか?わたしにはそのちがいがわかりません。わからないから、どんな人にも近づき過ぎない方がいいんだと思います、

  • 帯に「これだけ毒のある小説は滅多にありません」とあるのだが、日常生活で誰もが少なくとも一度は思ったであろうことをストレートに描くとこうなる、という印象。読んでいると、誰かの希望を打ち砕かれることは一種の快楽にも思えてくる。
    この先の日本は多かれ少なかれ、この物語のような要素が増えていくことは間違いないだろう。

  • 設定は面白い。後味の悪い童話集みたいな感じ。

  • 少子化した近未来の日本を想定。
    出産が自由に許されず、カルト団体に入信することを義務化した社会での話。
    ありえないはずなのに、リアル。
    毒を含み、救われないエピソードばかり。
    でもおもしろい。

  • すっげ¥かくさしゃかい。

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