笑いの果てまでつれてって

著者 :
  • 徳間書店
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本棚登録 : 27
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198628253

作品紹介・あらすじ

お笑い芸人のミナミは、ここ数年ですっかり人気も落ち、今はホテトルの運転手をして暮らしていた。年末のある日、以前、ホテトルで窃盗の嫌疑をかけられ、ミナミに助けられた京子が、お金を返しに来た。ちょうどその頃、お笑い学校の同級生だった友人から仕事の依頼が来ていた。稚内の老人ホームの年越しイベントで漫才をやらないかというのだ。断るつもりだったミナミだが、京子が正月に帰るところがないと聞き、最後の舞台をみせようと、京子を北海道へ誘う。自殺未遂をしたばかりの元相方・サカイ、そしてミナミの父・ハツオも同乗し、4人を乗せた車は27日朝、大阪を出発する。それぞれの思いを乗せ、北海道・稚内をめざして、爆走する車。名古屋〜東京〜仙台と、行く手に待ち受けるさまざまな事件を乗り越え、果たして、大晦日、忘れられた漫才師は、最後の舞台に立つことが出来るのか。

感想・レビュー・書評

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  • 落ちぶれたお笑い芸人ミナミが昔の相方を連れて稚内の老人ホームで
    年末のイベントとして漫才をするまでの旅。

  • 2009-12-162
    不満なところも多々ありましたが、この物語の中で一番のお気に入りは
    ミナミさんの性に対する道徳観・・なので満足。
    続編を書く予定はあるのだろうか?
    著者に聞いてみたいなあとも。

  • 昔漫才師をやっていたミナミと、ミナミに助けられた京子、昔のミナミの漫才の相方のサカイ、ミナミの父ハツオの4人が、大晦日に稚内の老人ホームで漫才をやりに、大阪から車で稚内まで行く珍道中の話です。
    結構強引な展開が多いですが、新喜劇のようで楽しめます。ミナミ、サカイ、ハツオのキャラは強烈ですが、京子がちょっと弱いです。

  • 西田俊也さんの本を読むのは初めてだったけど、とっても読みやすかった!
    大阪から北海道までの漫才旅!
    ちょっと笑えて、かなり感動!でした。

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著者プロフィール

1960年奈良生まれ。

「2023年 『夏に、ネコをさがして』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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