夢で終わらせない農業起業 1000万円稼ぐ人、失敗して借金作る人

  • 徳間書店
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198628291

感想・レビュー・書評

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  • 農業を始めたいと思っている人間には必読の書だと思う。
    この本には読者が本当に農業を続けていける人間かどうかを就農の前に試してくれる意味があると言えます。
    著者は言います。「あなたが今までの人生でやって来たことは全て農業に役に立つ」と。
    しかし全く違う土俵から就農した場合、あなたの中の農業に対する知識やイメージなどにいわゆる「甘さ」があることがあると思います。
    そこでこの本を読み、実際の現場で新規就農者はどんな悩みがあり、何が原因で成功し、失敗して廃業していくかが書かれています。
    結果的にこの本を読んだからといって就農後にうまくいくかどうかは保証されていませんが、この本を読んでも無意味だったという人は一人もいないはずです。
    ただ本書にも出てきますが、「現金いくらを準備してこうすれば必ず農業は成功する」的な本ではないため、そういう本が読みたければ違う本を読んだほうがいいでしょう。

  • Iターンで農業を始めて就農1年が終わった者として、良く書かれていると思う。

    資金については実感よりシビアだけど、これくらいで考えたほうがいいだろう。キーポイントは清潔、販促品に2級品を使うな、など実務者から見ても的を得ている。

    あまりにも正論すぎて、改めて学ぶことはあまりなかったけど…。

  • 巷に溢れる成功本とは違い現実の厳しさにもしっかり書いてある。
    決して甘くない就農を厳しくも分かり易く解説してある。
    著者も言うように、農業関係者にも読んでもらいたい良書。

  • いま、農業をはじめるのがはやりとか・・・団塊の世代がリタイアしてはじめたり、Iターン・Uターンしてはじめたり。でも、実際の農業は農・工・商のセンスがものをいう世界トラクターの不具合や上手に売る手段やいろいろな技術・知識が必要そんなことがよくわかる本でした。

  • 堅実なビジネス書。

    ただし、スキル満載でこれさえやれば大丈夫!
    というのではなく、
    はじめるときのリスクをイメージし、
    失敗しない心構えを創ってくれる。

    農業という業種についてのビジネス視点での情報が専門なのですが、
    ”経営”という領域でのリスクマネジメントの指南書になる。

    夢を描くことと、現実をイメージすることのバランスをもって
    新しい一歩をはじめる気づきを強くさせた一冊。

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