情動

著者 :
  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198628475

感想・レビュー・書評

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  • 女性の心の闇を描いた短編集。
    7通りのシチュエーションの中、それぞれの物語の引き込まれていきました。
    基本あまりいい終わり方ではなかったけど。
    ぞれぞれ感じる孤独感。
    事件に発展してしまったものはともかくとして。
    心の中で複雑に絡み合う感情と現実。
    そんな感想を持った作品でした。

  • いろんな家族の在り方についての短編集。
    『実家』が切なかった…

  • 短編集。新津さんの作品にしては毒は少なめ、現実的な作品が多かったが面白かった。離婚後も姑と観劇を観に行き年の離れた友人と思っていたのに姑の本心を知り気持ちが急激に冷める「女友達」。夫や恋人ではなくどこまでも「兄」が欲しい「義理の兄」。夫との別れを考えるも、あてにしていた兄の遺産がもらえず子供たちも助けてくれない、追い詰められた女が起こした行動の後に届く手紙が皮肉な「実家」が特に印象に残った。家族をテーマにした短編集かな。

  • 家族にまつわる短編集。
    この作者さんはホラー作家さんかと思っていたけれど、そういう内容ではありませんでした。
    でも、所々ゾクッとするような話もあってよかったです。
    読みやすかったので、同じ作者さんの長編も読んでみようと思います。

  • どこにでもありそうな家族の話。
    ほんの少し違えば私自身に起こりそうなことばかり。毎日を丁寧に考えて暮らしていかなければ…と思わせてくれた。

  • 女友達が怖かった。テーマが家族なのに最後まで気づかなかった‥

  • 台風でやられた畑作物の撤収
    次期作の準備、うひゃ、時間が足りない。
    なかなか、本を読むこともできないよ。

  • 新津きよみさんの連作短編集。

    この作品は色々な家族のカタチを描いた7篇が収録されています。

    【女友達・愛甥・別居・義理の兄・ステップファミリー・実家・一人】
    タイトルだけ見ても身近なテーマでワクワクさせられました。

    そして女性心理や家族を描かせたらとても上手い作家さんだけあって この短編集はどれも面白かったです。

    特に気持ちの変化が手に取るように理解出来る【女友達】
    結末が見事な【愛甥】【別居】【実家】

    短編ならではの切れの良さが光っていました。

著者プロフィール

新津きよみ長野県生まれ。一九八八年『両面テープのお嬢さん』でデビュー。二〇一八年『二年半待て』で徳間文庫大賞を受賞。『女友達』『トライアングル』『ふたたびの加奈子』など多くの作品が映像化されている。主な著書に『夫以外』『ただいまつもとの事件簿』『セカンドライフ』『妻の罪状』など。

「2022年 『ここだけのお金の使いかた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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