- Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198629144
作品紹介・あらすじ
日本人よ、目を覚ませ!前・航空幕僚長が解説する「混迷する日米同盟」と「超大国の腹黒戦略」。
感想・レビュー・書評
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著者は解任騒動で、すっかり有名になった、田母神さん。
正直、テレビでのしゃべりを伺っていると、賢いのかどうか、よくわからないくらいの方なのだが、この本を読むと優秀な方なのがわかる。
国防や、自衛隊、憲法、すべてが、このままでは、ダメだと痛感する。
この国に愛着も持てない自虐的なマインドはもう捨てようと声高に言いたくなる。
本書がかかれたのは、民主党政権成立直後だが、著者が予言した通りの展開になっていることもあり、非常におもしろい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
もっとしたたかに生きないとね。
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内容は自衛隊の幕僚長としては当然のことが書かれているが、それにしても著者の書くものに何か大切なものが見当たらない。歴史性と言えばそれまでだが、近代日本の来歴とそれをもたらした日本の質実たる伝統を感じさせる筆ではない。
年間50ラウンドもゴルフをするというから、古の人間の言葉に耳を傾ける余裕などなかったのだろう。その政治的立場と言説に与したとしても、こと、この立場にあった人物であれば、ここは肝心なことだから記しておきたい。これこそが「戦後なるもの」の正体であると。著者はサラリーマン(公務員)であり、軍人ではない。そういう風に「生活」してきたのだろう。それは本著を見れば如実に分かる。おそらく著者は肯んじないに違いないが、それでも国防の任を担う人間がかくも「堕落」していたのかと思い、また、著者の言説が「憂国」として評されることに暗澹たる思いがする。名刺の住所欄に「ヒ・ミ・ツ」と書いている、そのアホ臭いことを嬉々として述べる精神性、それが「戦後」ということだ。
乃木将軍から100年、時代は確かに、くだった。 -
途中ですが、現代日本のことを考えさせられます。
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核兵器を持つ国と持たない国がある現在の地球で
核兵器を持つことが、自立した国防に必要なことはよく分かる。
しかし未来の地球では
核兵器を持っていても国防に何の役にも立たない
むしろ持っていると、いつその場で爆発するかわからないので危険である
こんな地球にするにはどうしたらよいか、考えたい。 -
国防、自衛隊について無知なので勉強になりました。
特にネットで書かれている情報の一部に懐疑的なものが多くある中で、いくつかの根拠を元に言っていた内容、特に中国の活動については目からウロコでした。
ちょうど今、尖閣諸島のビデオ漏洩ということで騒がれているけど、尖閣諸島・中国船などを気にされる方がいたら読んでおくことをお勧めしたいです。
田母神さんそのものの人間性やリーダーたるものへの思考が書かれており、そういうところも勉強になった。当たり前のことを書いているだけといえば、そうですが。 -
自衛隊という、日本では軍事の最前線にいた人が、日本に対して必要だと思っていることを語ったこと。
たしかに、ここ最近問題だと思い始めていた日本の軍事力のなさによる渉外力・自立力の低下などをわかりやすく論じている。
歴史をいろいろ知っていくと、より身にしみてわかると思う。
戦後のアメリカにこうやれや!むしろ俺らのために稼いで貢げよ!ってなっているのから、脱却・自立していかないと、経済傾いてきたし、アメリカもトップからいつ脱落するかもわからんし・・・やばいよね。日本。憲法レベルから洗脳されてるからなぁ・・・他の国が決めた憲法を喜んで守ってる国なんか日本だけだろ・・・
過去の歴史のなかでまっとうな軍事力もたないで存続した国なんてないんだから、その辺のところはちゃんと理解しておいてほしいよね。