勝つために戦え!〈監督ゼッキョー篇〉

著者 :
  • 徳間書店
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198630072

作品紹介・あらすじ

語るに足りる映画監督とは誰なのか?勝利の方程式とはいったい何?古今東西の監督たちをダイタン仕分け!名言・毒舌たっぷりの勝敗論、第2弾。

感想・レビュー・書評

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  • 2020/1/14購入
    2020/4/12読了

  • 映画をあまり知らないとピンとこないことが多いかも。

  • *図書館で予約→読了。
    「勝つために戦え!監督篇」に続く勝敗論による監督評。
     最初に話の俎上に載せるかどうかをまず仕分ける1章が設けられている。

     宇多丸が紹介してた前作に引き続き今度も読んでみたが、基本、押井さんのいうことはあんまり真に受けないようにしてる。
     なんたって人が映画監督である、という立場からの論評であって、映画監督を目指してるならともかく、ふつうの観客にとってそれはかなり異質なスタンスに決まってる。むろん、そこがおもしろいとこなんだけど。

     押井さんいわく、映画監督は3種類。勝つ人、負ける人、勝敗論の埒外にいる人、がいる。勝つ=次作を撮り続けられる留保をキープするという意味。
     単純にその監督論の読み物としての面白さ+観るべき映画を見つけるためのガイドブックとしての側面があり、そこそこ有用だと思う。
     ただ押井さんの言い分を容認しちゃうと、押井作品のキツさも受け入れることになりかねないのがイヤだ。私はまだ「スカイ・クロラ」の恨みがある。観客のエゴからいけば、たとえその1作で消えようと、払ったお金の分その時間を楽しませてくれたらいいの。

  • 押井守監督による、言いたい放題本その3。
    古今東西の映画監督を捕まえて、
    今回もズバッと斬りまくってます。

    やる気があるようなないような口調だけど、
    これだけ熱く語ってるってことは、
    やっぱりやる気あるんだろうなぁ(笑)。

    面白かったけど、
    日本の監督に金子修介さんが入ってなかったのと、
    「書けない」と書かれてることの内容の方が気になったので4点w。

  • アニメの監督が実写の巨匠を斬りまくるなんておこがましいよな、と95%腹をたてるんだが、ズバっと見事なへ理屈が5%だけだけどキマるので、そういう忌では「勝った」みたいよ。

  • 洋の東西を問わず、錚々たる映画監督を口撃で切りまくる押井守監督。
    映画好きな人にオススメの本。
    日本のアニメ監督についての毒舌があまり聞けなかったのがちと残念。

  • 疲れたが、まぁまぁ楽しかった。ようは、戦って勝て、ではなく勝つために戦え。

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著者プロフィール

映画監督、作家。1951年、東京都大田区生まれ。
竜の子プロダクション、スタジオぴえろを経てフリーに。主な監督作品に『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』(84)『天使のたまご』(85)『機動警察パトレイバー the Movie』(89)『機動警察パトレイバー2 the Movie』(93)『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』(95)。『イノセンス』(04)がカンヌ国際映画祭、『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』(08)がヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門に出品。実写映画も多数監督し、著書多数。2016年、ウィンザー・マッケイ賞を受賞。

「2024年 『鈴木敏夫×押井守 対談集 されどわれらが日々』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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