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著者 :
  • 徳間書店
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本棚登録 : 46
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (380ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198630171

作品紹介・あらすじ

『ノーバディノウズ』でサムライジャパン野球文学賞の大賞を受賞した著者が初めて挑んだ競馬ミステリ。

感想・レビュー・書評

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  • 競馬を題材とした「替え玉」をテーマにしたミステリー。
    競馬雑誌のデスクの経験を持つ著者の作品らしく、競馬の描写はしっかりとされているように思えた。

  • グイグイ引っ張るが最後まで脚が残らない。馬でいえばツインターボ。

  • アメリカのケンタッキーダービーの直前に,大本命のクラウディーサンデーを
    狙った誘拐事件が起こり,調教師の内陽介は足を負傷しながら馬を守る。
    また,レース後に日本のシュンセツに騎乗した竜見騎手は不審な死を遂げる。

    競馬に関わるいろいろな職業のことがわかっておもしろいが,
    あまり後味は良くない。

  • なんだろう、なんとなく物足りなさが残る作品。
    あまり、競馬の事は知らないが、競馬の臨場感は伝わってきた。
    そういう意味では、純粋に競馬小説として書いてもらった方が、納得もできたし、楽しめたと思う。
    もちろん、作者はミステリーを書きたかったのだろうが、その設定にこだわりすぎて、小説としての面白さが殺されてしまった気がする。
    ミステリーでない小説をかけばいいのに、と思いました。
    他の作品知らないけど・・・

  • 野球ミステリを離れての初作品のテーマは「競馬」。
    オビにあるディック・フランシスの再来...かどうかは
    さておき、単純に面白い競馬ミステリだとは思います。

    ブラッドスポーツとしての競馬と、謎の真相の一部が
    しっかりリンクしている主幹のプロットは綺麗で
    上手いと思います。なので作品全体として面白さが
    あるんですが、細かい部分が個人的には気になったり、
    別のアプローチの方が好みだなーと思ったり。
    謎の背景や真相、そしてその結果が余りにも切ない。
    (結果)悪人...というか犯人の人物像が好感が持てる
    人物として描かれているので、どうにもこの結末は
    哀しいよなー。

    最近はすっかり「競馬」自体しないし、見ないし、
    足を運ぶ事もなくなってしまったけれど...
    久しぶりに「競馬場」に行きたくなる。
    やはり疾走する馬は...五感が騒ぐ。

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著者プロフィール

1965年、神奈川県生まれ。明治学院大学卒業。産経新聞社入社後、スポーツ紙記者として活躍。2009年『ノーバディノウズ』が松本清張賞候補となりデビュー。2017年『ミッドナイト・ジャーナル』で吉川英治文学新人賞を受賞。2018年『傍流の記者』で直木三十五賞候補。著書に『四十過ぎたら出世が仕事』(祥伝社刊)『友を待つ』(祥伝社文庫)など多数。

「2023年 『あかり野牧場』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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