- Amazon.co.jp ・本 (380ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198630171
作品紹介・あらすじ
『ノーバディノウズ』でサムライジャパン野球文学賞の大賞を受賞した著者が初めて挑んだ競馬ミステリ。
感想・レビュー・書評
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競馬を題材とした「替え玉」をテーマにしたミステリー。
競馬雑誌のデスクの経験を持つ著者の作品らしく、競馬の描写はしっかりとされているように思えた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
グイグイ引っ張るが最後まで脚が残らない。馬でいえばツインターボ。
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アメリカのケンタッキーダービーの直前に,大本命のクラウディーサンデーを
狙った誘拐事件が起こり,調教師の内陽介は足を負傷しながら馬を守る。
また,レース後に日本のシュンセツに騎乗した竜見騎手は不審な死を遂げる。
競馬に関わるいろいろな職業のことがわかっておもしろいが,
あまり後味は良くない。 -
7
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なんだろう、なんとなく物足りなさが残る作品。
あまり、競馬の事は知らないが、競馬の臨場感は伝わってきた。
そういう意味では、純粋に競馬小説として書いてもらった方が、納得もできたし、楽しめたと思う。
もちろん、作者はミステリーを書きたかったのだろうが、その設定にこだわりすぎて、小説としての面白さが殺されてしまった気がする。
ミステリーでない小説をかけばいいのに、と思いました。
他の作品知らないけど・・・ -
野球ミステリを離れての初作品のテーマは「競馬」。
オビにあるディック・フランシスの再来...かどうかは
さておき、単純に面白い競馬ミステリだとは思います。
ブラッドスポーツとしての競馬と、謎の真相の一部が
しっかりリンクしている主幹のプロットは綺麗で
上手いと思います。なので作品全体として面白さが
あるんですが、細かい部分が個人的には気になったり、
別のアプローチの方が好みだなーと思ったり。
謎の背景や真相、そしてその結果が余りにも切ない。
(結果)悪人...というか犯人の人物像が好感が持てる
人物として描かれているので、どうにもこの結末は
哀しいよなー。
最近はすっかり「競馬」自体しないし、見ないし、
足を運ぶ事もなくなってしまったけれど...
久しぶりに「競馬場」に行きたくなる。
やはり疾走する馬は...五感が騒ぐ。