経済とお金儲けの真実

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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198630997

感想・レビュー・書評

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  • 中々面白かった。
    タイトルは自己啓発書みたいだが、中身はとてもしっかりしている。
    経済に興味がある人は読んでも損はしないのではないかと思う。

  • 就活生にはおすすめやも。

  • 「日本が中国やインドに期待を寄せているのは、コストカットして大量販売というモデルが通用
    するかもしれないという予見があるから」

    どんな本を読んでも、早く適切なインフレ状態に経済を戻さないとという話が出ているけれど、
    実生活を考えてみると、同じものが安く買えるのは消費者かすればウェルカムなこと。
    しかし、自分が安いものばっかり買っていると、回りまわって自分の所得が下がることになる。
    これは、一人の人間が生産者であり消費者であるから、迂遠ではあるが正しい。
    頭ではわかっているけれど、だからといって、より高い値段で買おうとはどうしても思えない。
    これは個人というミクロと社会というマクロのズレであり、やはりマクロ的な政策じゃないと
    安いものを買いたいというインセンティブにはかなわない。
    だからそこ、政策でじゃないと経済を上向きにすることはできないのだけれど、じゃあ民主党がんばってよ
    となるとは限らない。
     生産を外国に委ねているにも関わらず、依然としてドメスティックな消費しかない日本では、
    新興市場に目を向けようとも、消費が国内のみで完結しているため生産と消費の不均衡がより一層拡大するだけ。
    もうミクロな感情論はほっておいて、次のステップに行きましょうよ。

  • ミクロの商売とマクロの経済の双方の著者が対談すると、自己啓発でも格差本でもない本…と書かれているとおり、リアルサイズの社会のコトが満載です。日本は「ものづくり信仰」で行き詰まっている。や日本人は働かない。などは日頃の自分の感じているところと一致しており、頷かされます。
    このようなリアルスケールの本はもっと増えてもいいのでは…

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著者プロフィール

1975年生まれ。エコノミスト。明治大学政治経済学部准教授。東京大学経済学部卒業後、同大学院経済学研究科博士課程単位取得。内閣府規制改革推進会議委員などを兼任。主な著書に、『経済学講義』(ちくま新書)、『これからの地域再生』(編著・晶文社)、『マクロ経済学の核心』(光文社新書)、『歴史が教えるマネーの理論』(ダイヤモンド社)などがある。

「2018年 『新版 ダメな議論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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