アメリカの歴史的危機で円・ドルはどうなる

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  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198632748

作品紹介・あらすじ

ドル体制崩壊か?オバマはアメリカ経済を立て直せるのか?ワシントンからの緊急リポート。

感想・レビュー・書評

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  • この人の本は、本当にわかりやすい。

    各章に、かならずオバマ政権をけなす文章が入り込んでいる。
    それ以外の箇所は「最もです」という内容になっている。

    オバマ政権だろうと、ブッシュ政権だろうと、今のアメリカの
    問題は発生し、そして、解決しない問題なのに...

    「決まり文句」を入れて本を書かなくちゃいけない契約(笑)でも
    あるのかな?

  • 以下ポイントだが、肝心のドルVS 円の交換レートはどうなるかについては、過去の米国の著名人のコメントを載せるに止めて、煙に巻いている印象。その他のことは副島隆彦の著作でだいたい知っていたので☆x 3。

    ・「ブレトンウッズ体制」=「ドル基軸通貨体制」=「アメリカが好きなだけドルを刷りまくって政治・経済をコントロール出来る体制」

    ・オバマ政権の天文学的ドルのばら撒き政策で、「ブレトンウッズ体制」が崩壊の危機を迎え、アメリカ人でさえ、ドル貯金よりも金(ゴールド)に走っているという事実

    ・オバマ政権の背後には、ドルばら撒きで恩恵のあるウオール街が後押ししているということ

    ・ティーパーティーは変人の集まりではなく、真剣にドルのばら撒き政策と天文学的財政赤字を危惧している極めて冷静な市民であるということ&次の大統領選挙のキーになるということ

  • アメリカの景気がさらに悪化し、歴史的な危機がやってくるとして、日本の通貨政策はどうあるべきなのだろうか。そもそもこれまでも通貨政策を感じたことはないが、そのような状況下、自分の資産をどう守るか、本当はもっと真剣に考えておかなければいけないのだろう。

  • 日高義樹 (著)
    アメリカ経済はオバマ大統領の登場以来、完全にクレジットに依存しており、平たく言えば借金生活である。そのうえ実体経済がよくなったという証拠がないから、景気は必ず悪くなる。クレジットにもとづく景気は必ずツケが回ってくるのである。アメリカの景気はもう一段悪くなることを覚悟しなければならない。本書では、なぜドルが安くなるのか、アメリカの景気がどうして再び悪くなるのか、そして日本円の将来について、ワシントンから最新レポートする

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著者プロフィール

1935年、愛知県生まれ。東京大学英文科卒業。59年、NHKに入局。外信部、ニューヨーク支局長、ワシントン支局長、米国総局長を歴任後、ハーバード大学客員教授に就任。現在はハドソン研究所客員研究員として日米関係の将来に関する調査、研究の責任者を務める。著書に、『アメリカは中国を破産させる』(悟空出版)、『米中時代の終焉』(PHP研究所)、『習近平の核攻撃』(かや書房)など多数。

「2022年 『破れたアメリカの「核の傘」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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