- Amazon.co.jp ・本 (424ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198633219
作品紹介・あらすじ
城東署の強行犯係長・葛木が加わる殺人事件の捜査本部に、警視庁捜査一課からキャリア管理官の一人息子・俊史が着任した。同時にチョウバ壊しで知られる捜査十三係の鬼係長・山岡も派遣されてきた。その恰好の餌食とされた葛木父子の、警察官魂が試される。
感想・レビュー・書評
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警察内部のギスギスした捜査もなかなか面白く読めました。
人数集まると揉め事起きるけど葛木親子や大原の有能さでうまく転がっていく展開の仕方は良かった。
父親と息子の関係がとても良く羨ましい限り。
次作では孫は生まれて爺馬鹿になった葛木が見られるのかな(笑) -
失踪都市の前作、葛木親子の初のタッグ
3つの殺人事件が発生するも、手がかりがなかなかつかめず、ほんの小さな手がかりから容疑者を追い詰めるが本当に犯人なのか確証が持てない。
親子と所轄刑事の仲間の信頼関係によって犯人に迫る‼ -
所轄魂というタイトルに込められた思いが全て。
これも仕事小説として読んだ。
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父子の絆が眩しいな。
全編通して緊迫感十分な良作。
凶悪犯罪をしでかして、法の裁きも受けずに自ら生命を投げ出すことの身勝手さに、かなりの憤りを感じた。
★4つ、9ポイント。
2014.10.03.図。 -
親子関係にはにかみの表現に面白味が、一課の仕事ぶりにも何と無く理解が、人間味もじーんと、ワクワクしながら面白かった。
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妻に勧められて読み始めた笹本稜平。ハマってしまいました。
しばらくはこの作家で楽しもう! -
親子の掛け合いの台詞が多すぎるし長い。この内容なら半分のページ数で足りるのでは?これだけのページにしたいのなら、他の人物像の厚みを付けたらをどうよ!
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キャリアの息子・俊史が管理官にやってきた.スタッフとして息子の配下で捜査にあたる父・葛木邦彦の話だが、本庁から来た山岡の強引な手法に父子が手を焼く.逮捕した幸田の供述に疑問を感じた葛木が所轄のメンバーからの支援で真犯人を確定するが、展開の素晴らしさに手に汗握る内容だ.
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・良くできた刑事小説。事件の構造も二転三転する捜査の状況も面白かった。笹本稜平こんな感じの小説も書けるんだな。親父が刑事一筋だったにもかかわらず息子があんまりにも素直に育って良い青年になりすぎてるし、息子の成長を嬉しく見守る父親もなんだかしっかりしすぎて読んでてくすぐったかったけど最後まで楽しめた。