木嶋佳苗 危険な愛の奥義

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著者 : 高橋ユキ
  • 徳間書店 (2012年5月31日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (365ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198634131

木嶋佳苗 危険な愛の奥義の感想・レビュー・書評

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  • 裁判傍聴記部分に、聞きとれた証言だけじゃなく、「……」も「……(小声で聞きとれず)」も端折らず書いてるのが功を奏していて、臨場感があふれている。
    木嶋佳苗本、3冊目にして初めてしっくりきたなあ。

  • この事件が報道されてた当時、私もご多分に漏れず(しかも自分のことは当然棚の上に上げて)「え?このブサイクちゃんに騙されるってどういう結婚詐欺?」って思っておりましたから、「何がどうなって?どお?」ってところに興味ありましたねぇ。しかしその後の情報を特に追いかけるということもしてなかったので、関連本が何冊が出ていることに気づかずにおりました。
    それがフォローしているレビュアーの方(夏目さん)ががっつり読み込んでおり、感想がUPされてたので興味そそられましたねぇ。
    この本が一番、しっくりきたということで。(あと、北原みのりさんと佐野眞一氏が出している。)
    この本は、公判の様子を淡々と記述された本。裁判所でのやりとりがよくわかります。声の様子とか、服とか、動作とか。
    何より、被告人の肌がとてもきれいなことと、声がかわいらしかったというのが、なるほど~、でしたね。そこはね、写真では絶対わからないですからねぇ~。なるほど、なるほど、でした。
    あと「お金は男性から頂くもの、自分にはその価値がある」とあそこまで言い切れて、しかも何の後ろめたさもなくあの額を請求できるところがねぇ、ちょっとあたし見習った方がいいかも?と思ってしまったわ。ヾ(^◇^;)
    裁判記録を読むというのは初体験でしたが、かなり面白かったです。
    犯罪そのものに関することもですが、裁判官や検事情報ってのがね、さらに面白かったです。なるほど、傍聴に通うと同じ検事とか裁判官に遭遇するわけで、人となりとかクセとかが見えてくるらしく、そこらへんの記述も興味深かったです。
    やっぱ、佐野眞一氏のも読もうかなぁ…?生い立ちには興味湧くからなぁ。
    でもなぁ、東電OL事件の本も思っきり期待ハズレだったからなぁ、さらにもっと外れ具合がひどいみたいだしなぁ~。(HONZの仲野センセのレビューでもそういう感じだし。)
    上野千鶴子氏、信田さん等の対談本は読んでみようかな、
    と思う読後です。

  • 面倒くさい生き方しとんな。クッソおもんな!

  • 作品世界そのものではなく、裁判の席の中で存分に展開されている『木嶋香苗ワールド』の毒気に当てられて、読み終えた直後は全身が虚脱状態になってしまいました。詳細な記録をされた著者には本当に敬意を表します。

    本書は「恋愛」「結婚」をたくみに匂わせ、多数の詐欺事件と3人もの男が犠牲になっているというなんとも不可解な事件の裁判を記述した記録です。正直、これを読みながら何度も途中で投げ出そうと思いました。その理由は単純で、木嶋香苗の言行そのものに最後まで付き合うのがしんどくて仕方がなかったからです。

    本書の中には筆者の懸命な努力によって、1ページ2段組で木嶋香苗と検察官と裁判官、さらにはその様子を見守る人々の様子が収録されているのですが、『マッチ・ドットコム』『ル・コルドン・ブルー』『裏磐梯』…etcがめまぐるしく頭の中で回っており、最後まで混乱したままこの文章を書いているのが現実ということになります。

    そういう彼女にも「カナエギャル」といういわば「とりまき」がいて、彼女の一体何に共感するのだろうかと疑問を持つのですが、まぁ、そういう方もおられるのでしょう。木嶋香苗の恋愛間や金銭感覚については様々な報道がなされているということで、あまりここでは詳しく書きませんが、(もしくはうんざりしているので書きたくない)結局の所、筆者も書いておりますが、木嶋香苗が愛しているのは自分自身ではなかろうかと。恋愛経験がほとんどない男はそんなことを考えるのです。

    獄中にいるであろう木嶋香苗が今何を考えているかは正直どうでもいいことなのですが、こういう女性を生んだのは個人の資質なのか?社会的なものなのか?もしくは両方なのか?闇に向かって問いかけるようなもので答えはありませんが、彼女のことは心のどこかに『棲みつく』のであろうなと、そんな読後感を持ちました。

  • 木嶋本3冊目。
    北原さん、佐野さんの著書の後に読みましたが、この本は裁判実況が著者のコメントとほぼ完全に切り離されて書かれているのが臨場感溢れていて良かったです。
    裁判実況部分が二段組でかなり字が細かいのでサクサクとは読めないですが、被告の口調や検察官のしつこさなど、リアリティに満ちた筆致は自分もその場にいたかのような錯覚におちいるほどでした。
    今後の裁判も高橋さんの著書で追いたいなと思いました。

  • 7番乗り。気になる。(2012/7/28)

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