- Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198635053
作品紹介・あらすじ
及川首相が出席する東京証券取引所の大納会で、日本を代表する企業の株価が一斉に原因不明の大暴落を始めた。警察庁出身の首相秘書官・桐野は何者かによる経済テロと断定。元部下の警視庁刑事・土田とともに動き出す。浮かび上がった犯人は原発事故の被災地・福島県と接点があった。大暴落が刻々と進む中、犯行とフクシマの関連が濃くなってゆく-。
感想・レビュー・書評
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いろんなことが詰め込み過ぎてて、中盤まで、何が一番伝えたいことなのか、いまいち分からなかった。
原発事故に無理やりこじつけているのも、何だかいただけない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
福島原発の犠牲者となった酪農の夫妻を弔う為の金融テロ。政府の杓子定規な規制で放射線の被害の少ない地域も警戒区域に指定されそして原発危機管理不足で多くの住民の生活を犠牲になった。株について知識はゼロなので緊迫感が分からなかったけどどんどん明かされていくテロの実態が謎かけをしながら話が進んでいくので仕事中も気になってしまうぐらいにはまり込んでしまう。
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経済テロの話。日本を代表する企業の株価が一斉に原因不明の大暴落を始めた。
面白かったが、テロは容認できない。
(図書館) -
株や金融システムの知識をもう少しつけてれば、もっと理解ができて楽しめたのだろう。けど、物語が進むにつれてスリリングな展開になっていってハラハラした。福島の原発事故も絡んでくるが、実際当時の東電と政府の対応に納得できず、許せないと思っている人も多いだろう。
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東日本大震災を背景にした経済、刑事ネタの話。
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170512図
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原発事故が絡んだ復讐のお話。フィクションなんだろうけど、そうでもないところもあるんだろうな、と。
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「デフォルト」と同様に弔いが軸となって、新たな骨太の物語が進んでゆく
エンターテイメントとして読み進めているはずが、いつの間にかそれは自らの皮相であることに戸惑い、人間としての根幹を揺さぶられるような重厚な波動に突き動かされる