ヒカルの卵

著者 :
  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (396ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198635510

作品紹介・あらすじ

限界集落と言われるほど田舎の養鶏場で、村田二郎は革命を起こそうと思っていた。もっとたくさんの人に「たまご」のおいしさを分かってほしい! その一途な気持ちだけで「卵かけごはん専門店」を開くことを決意したのだ。「え? 家で食べられるものを?」と周囲は大反対するも二郎の心はうごかない。そしてついにオープン!果たしてそのお店の運命は? 小さな村に大きな奇跡がおこる?!

感想・レビュー・書評

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  • 「裕福」と「幸福」は違うんですってよ!
    ふん綺麗事言いやがって!
    ダメだね心が荒んでるときは
    素直に言葉が入ってこないわ
    それでもちゃんと高評価している自分偉いな

    自己肯定感満載の感想が始まってます
    打って変わって何かといえば「自分はツイてる」と言う主人公のムーさんは言ってみれば他者肯定感満載の人物だ
    他者というか自分の環境そのものを肯定しているような気がする
    それはきっと自分というものを肯定され続けた幸せなおいたちにあるような気がしました

    よし今からでも遅くない
    もっともっと自分を肯定して生きていこう!
    そうすればムーさんのように他者を肯定して生きていけるようになるはず!
    まあただ自分を甘やかすだけというオチが目に見えてますがw

    • 辛4さん
      これこれ。
      お土産でかってきてもらったお醤油,家の食卓にあります。
      おいしいですよ~。
      なんか思い出してうるっときてしまう。
      (ちゃ...
      これこれ。
      お土産でかってきてもらったお醤油,家の食卓にあります。
      おいしいですよ~。
      なんか思い出してうるっときてしまう。
      (ちゃんと確認してないけど、このモチーフのお醤油だと思いたい)
      2022/07/04
    • ひまわりめろんさん
      いいなぁ…
      そもそも卵かけご飯が大好きなんで絶対食べたいw

      ちなみにこのお話のモデルは…って答え合わせしないほうが楽しいこともありますので...
      いいなぁ…
      そもそも卵かけご飯が大好きなんで絶対食べたいw

      ちなみにこのお話のモデルは…って答え合わせしないほうが楽しいこともありますのでやめておきましょう!
      2022/07/04
    • 辛4さん
      ふふふっ
      ふふふっ
      2022/07/04
  • まさに「産みたての卵のようにほっこりとした小説」

    ムーさんが素晴らしい!
    ミーさんは感動でした\(//∇//)\

    とにかく前向きなムーさん
    限界集落のさらに限界での養鶏農家で鶏飼ってます。

    前向きすぎると「おバカ」扱いですが、ムーさんは
    愛されてます。

    ポジティブって難しいと思ってます。
    わたしは誰かに「ポジティブでいいね♪」
    って言われるとその後に(何も考えてなくて笑)って思ってるでしょ〜ってほくそ笑んでます。
    あっ腹黒ですね笑


    ひたむきに前向きにポジティブに…
    そんなムーさんの活躍にポジティブのお裾分け貰ってください♪

    卵かけご飯を食べて幸せに\(//∇//)\


  • 山奥の限界集落で暮らす、村田二郎…ムーさんは養鶏農家。
    ムーさんはひたすら無欲で無垢で…。
    損得ではなく善悪で動いてしまう。
    そんなムーさんが、限界集落を活性化させる為に、三つの大きな計画を立てる。
    それは、とんでもない勝負だった。
    その一つ目が『卵かけご飯専門店』を作る!
    村の皆がこんな山奥に…と、馬鹿にし反対する。
    幼馴染の大吉や直美も心配し反対するが、
    養鶏場を銀行の担保に入れ借り入れをし、作ってしまう…。

    ムーさんがとっても良い(❁´ω`❁)
    ムーさんの周りの人々も皆良い人温かい人
    ムーさんは『自分がツイてる人』って信じてるけど
    卵のブーメランと同じく、自分のやった事はいつかクルリと回って
    自分に返って来てたんだね。それが、自然の摂理。
    だから、人に優しくすればいつか誰かに優しくされる…。

    小さな村に起こる大きな奇跡

    ムーさんの気持ちが伝染し、しだいに村人達に笑顔が広がってゆく。

    また、随所に心温まる言葉が散りばめられていました。

    財産を失うのは小さな痛手だけど、勇気を失うのは人生を失うのと同じ…。

    命って馬鹿にするほど弱くない。
    環境を変えてやれば、じわじわ~って生きる気力が湧いてくる…。

    人生色々の色々は全部ヤスリ
    ヤスリってザラザラしてるから心をこすられれば痛い。
    でも、それをぐっと我慢して、痛みを乗り越えれば
    ヤスリで磨かれた心は前よりもピッカピッカになって、珠みたいに光輝く…。

    まだ、起きてもいない未来の事を不安がって、せっかくの今を暗い気分で過ごしても
    しょうがない。過ぎた事を思い煩って今を不幸せに過ごしても損なだけ
    人間は過去も未来も生きられない。生きられるのは一瞬の今だけ
    だから、いまこの瞬間を感謝の気持ちで生きてそれを、ひたすらずっと続けて行くだけ
    今この瞬間に出来る事を精一杯やる事、未来を良くする方法はそれしかない…。

    本当に心の琴線に触れる言葉が沢山で、心に染み入りました…。


    田舎の風景描写がとても綺麗
    美味しい野菜の味そのものの美味しそうな料理
    卵かけご飯食べたくなりました。

    森沢さんの本は、温かく優しい気持ちになれる物語(〃'▽'〃)

    • honno-遊民さん
      読みましたよ!!
      「温かく優しい気持ちになれる」その通りですね。もっと多くの人に読んでもらいたい本の一つです。
      素敵な本を紹介してくれて...
      読みましたよ!!
      「温かく優しい気持ちになれる」その通りですね。もっと多くの人に読んでもらいたい本の一つです。
      素敵な本を紹介してくれてありがとうございます。
      2017/03/22
  • 山奥の限界集落に「たまごかけご飯専門店」を
    作ってしまった無欲で能天気な男と、その彼を
    とりまく愉快な仲間たちが大活躍する癒やし系
    &コメディ作品です。
    小さな山村に暮らす愉快な面々が繰り広げる笑って泣ける物語です。
    この作品を読んで美味しいたまごかけご飯が食べたくなりました。

  • 気持ちが凹んだときは顔をいつもより五度上に向けて歩くの。
    激励じゃなくて、優しくて温かくて、少しだけ強くなれそうな言葉に出会えた本。

  • 面白かったけど、すこしだけ消化不良。なんか回収しきれていないような。母親も病気である必要なかったし、なんとなくスッキリしなかった。★3.5という感じです。
    それにしても今年は森沢さんの小説にドハマリしました。気づけば8冊も読んでいました。

  • とある村のムーさんのサクセスストーリー。周りの人達がみんな暖かいほっこり話。

  • ほっこり まったり ほのぼの♪

    田舎の風景描写がとても綺麗で頭の中ですぐに形を思い描けた。
    ヒカルが襲われた時とか、ほっこりの中に衝撃的な内容もあってどんどん引き込まれます。
    主人公、むーさんの前向きでおおらかな物事の捉え方に、うんうん。と頷けたり元気づけられたり。
    気持ちが落ち込んでる時に読むと力をもらえる、そんな素敵な言葉にたくさん出会えました。

    たまごかけごはん専用の器、実物をぜひ見てみたいなー^^

  • 「さっき、直ちゃん、人生いろいろって言ったけどもよ、そのいろいろってのは全部ヤスリなんだ。
    ヤスリってよ、ザラザラしてっから、心をこすられれば痛てえべ? でもよ、それをぐっと我慢して、痛みを乗り越えれば、ヤスリで磨かれた心は、前よりもピッカピカになって、珠みてえに光り輝くんだって」

  • 自然豊かな田舎にどっぷり入り込みました。人の温かさを感じるお話です。

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著者プロフィール

1969年千葉県生まれ、早稲田大学卒業。2007年『海を抱いたビー玉』で小説家デビュー。『虹の岬の喫茶店』『夏美のホタル』『癒し屋キリコの約束』『きらきら眼鏡』『大事なことほど小声でささやく』等、映像化された作品多数。他の著書に『ヒカルの卵』『エミリの小さな包丁』『おいしくて泣くとき』『ぷくぷく』『本が紡いだ五つの奇跡』等がある。

「2023年 『ロールキャベツ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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