正義をふりかざす君へ

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著者 : 真保裕一
  • 徳間書店 (2013年6月11日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (420ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198636180

正義をふりかざす君への感想・レビュー・書評

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  • 相変わらずぐいぐい読ませるけど、読後感はやはり二時間ドラマかなあ。最近の「相棒」な感じ。タイトルから受ける印象と深さは感じないし、構築は簡単なはずの「正義」が内包するダブルバインドについてなども一切ふれてい無い。なんでこのタイトルにしたかな。まさかサンデル先生に便乗?

  • 誰に対しての「君へ」なのか。
    特定の誰かに対してでなく、登場する人間全てに対しての言葉のような読後です。
    単純に考えれば、ある一人の人物にたどり着くのですが。
    それは読み終えたからこそ、そう思うのであって。読み進めている最中に感じたことは、皮肉と斜に構えた優越感。

    「正義」という言葉のなんと使い勝手のいいことか。

  • ホテルと選挙とそして女。
    長野県の小さな地方都市に7年ぶりに舞い戻った男は捨てたはずの過去と
    得体の知れない悪意に巻き込まれていく。
    果たして誰が?なんのために?

    複雑に張り巡らされた謎と伏線が見事に回収されて終結させているのはお見事。
    ひとつひとつの事件が繋がってすっきりと読了しました。
    話としては地味だけど小役人モノを得意していた作者の初期作品を思わせる内容。
    新聞社やホテルの内幕は特に興味深い。
    難を言えば動機がちょっと弱かったかな。
    でも、これはわたしが女故の感想なのかもしれない。
    男性の意見もぜひ聞いてみたいところです。

  • 久しぶりの真保裕一であったが、期待したほどではなかった。タイトルがなかなかいい感じだったので期待していたのだが。推理物やサスペンスというより、エスピオナージュに近いので、最初は何がなんだかよくわからないし、誰を信じたらよいのか全く分からない。それはそれで手法としてはいいのだが、全体の枠組みが小さい。そのためこんなことのためにここまでやるのか、と思ってしまった瞬間、リアリティが欠如してしまった。そこからは単に絵空事をなぞるだけになってしまう。もっと面白くかけたのではないかとおもうと少し残念。

  • 黒部の羆を読み、真保裕一さんの他の作品も読んでみたくなり、今回はこの本のタイトルにひかれ手に取りました。

    前半は中々話が進まず、寝落ちでページも進まず…と苦戦しましたが、途中からは一気に読めました。

    タイトルへの期待感が大きかったせいか、ちょっと拍子抜けかな…

    後半の、事件の真相を追う場面は、元新聞記者らしくスピード感もあり、次の展開はこうなるのでは?と楽しめましたが、個人的には最後がなんとも後味が悪い感じがしました。

  • 別れた妻に頼まれ、七年ぶりに故郷へ戻ってきた元新聞記者の男。結婚を機、地元の名士である義父の経営するホテルに転職したのだったが、食中毒事件をきっかけとした地元紙の報道で一家は没落し、裏切り者の汚名を着せられた男は逃げるように町を後にしたのだった。
    その町は今、二カ月後の市長選に向け候補者の両陣営が攻防を繰り広げている最中であった。
    知人を訪ね歩いていた男は暴漢に襲われる。自分が何かを知りえる立場にいると気づいた男は、過去を探り始める。

    中々全容が見えてこない前半に、少々飽きそうになる。
    確かに、正義を声高に叫ぶ人はなんだか恐い、特に集団は。マスメディアに流されず、自分の目で見極めたいとは思うけど、一般人には中々そんな手段はないし。
    最後まで読んで、正直そんなに隠す必要はなかったのでは?と思ってしまった。念を入れるつもりがあだとなったというところか。
    色々なテーマを内包しているようで、ちと考えが追いついていないです。

  • 登場人物本人も自覚しているようだけど、
    誠実かもしれないけど、こんなに甘い人間
    っているのかしら?
    …って思いました。

    東京に出てから結婚し、病死した妻が
    実は…

    …って内容なんですが、

    普通、この妻を赦せますかね?

    http://noinu.blog.fc2.com/blog-entry-145.html

  • ホワイトアウトで有名な真保裕一さん、ホワイトアウトの他にも奪取などのドキドキハラハラの面白い本が多々あります。この本以外にも真保さんの本は十数冊読みましたが、今の所真保作品で一番面白かったのは「デパートへ行こう」です。次いで「ローカル線で行こう」そして「ホワイトアウト」という順番です。「デパートへ行こう」はいい内容だったなぁ。。真保作品では一番のオススメ。。

  • 読みやすい印象を受けたがメッセージ性が読み取りにくく感じた。また、物語としてもスカッとする場面が少なくも感じた。わたしの読解力が低いのが原因が知れないがすこししょうかふりょうなきがした。

  • ある事件をきっかけに別れた元妻から、不倫相手との写真を送りつけられたとの相談を受けて、生まれ育ったまちに戻ってきた主人公。
    その身に次々降りかかる事件と、写真に隠された真実。

    タイトルと中身が、あっているのかいないのか…
    正義感の虚しさとか、描きたかったのかも知れませんが…

    事件は二転三転しすぎてどこに落とされるのかよくわからないし、人間関係ぐちゃぐちゃすぎてよくわからなかったです。
    策略や罠も、それ本当に機能するの?というものばかり。
    謎解き部分に関わる主人公のひらめきも、まったく必然性のない、こじつけに近いものに感じました。
    ミステリに出てくる、ワトソン役の方々の調子っ外れな推理がどんどん当たる、みたいな。

    結末も中途半端。
    救われない人が多すぎる。

    タイトルから見ると「正義」がテーマの作品なのかもしれませんが、私にはそうは感じられませんでした。

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正義をふりかざす君への作品紹介

地元紙の記者だった不破勝彦は、神永美里と結婚し、義父の仕事を助けるべくホテル業へ転身する。が、やがてホテルは不祥事を起こし義父は失脚、妻との不和も重なり、彼は故郷から逃げ出した。七年後-彼は帰りたくない故郷へと戻る。元妻の不倫相手を救うために。問題を起こしたホテルを、正義の名のもとに攻撃した新聞社。そのトップに就任したのは、高校の先輩である大瀧丈一郎だった。ホテルは彼の傘下に吸収され、不破を恨む者たちが次々と現れる。そして、ついに魔の手が彼を襲う-!「正義」の意味を問い直す、渾身の長篇ミステリー!!

正義をふりかざす君への文庫

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