サンタさんのトナカイ (児童書)

  • 徳間書店
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本棚登録 : 86
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198636975

作品紹介・あらすじ

エルフの女の子ティーカは、サンタさんから大切な仕事をたのまれました。はなしていたトナカイをあつめて、クリスマスイブの夜までに、今年も飛べるようにしつける仕事です。ティーカははりきって、8頭のトナカイをきびしくしつけますが……? 内側の枠の中で、トナカイを相手にがんばるティーカの物語がすすみ、外側の枠では、エルフたちがクリスマスプレゼントを作るようすが描かれます。細かい筆致で色鮮やかに描かれた絵本。

感想・レビュー・書評

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  • 読むなら12月~がオススメ!
    少女ティーカと、トナカイたちのクリスマスまでのお話。

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    北極に住む少女・ティーカは、今年はじめてトナカイの世話を任された。
    クリスマスまでにトナカイたちに空を飛ぶ練習をさせるのです。

    森で気ままに生きていたトナカイを捕まえたのはよかったけれど、いろんな性格の、いろんなおもいを抱えたトナカイ8頭の世話は、なかなかうまくいかなくて…

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

    クリスマスまでに読むつもりで借りてきましたが、他にもクリスマス絵本を借りすぎてクリスマスに間に合いませんでした(汗)
    ルネサンス期の絵画をおもわせる絵柄で、物語とともに絵の細部をじっくりと見てしまいました。
    本編の絵の左右には、12月1日からクリスマスまでのカウントダウンの絵が描かれており、本編を離れてそちらのカウントダウン絵をひとつひとつ見るのもたのしかったです。

    トナカイの世話を通して大事なことに気づくティーカに、(多分)おなじ年頃の小3娘は、なにか心動かされたようです。
    年長くらいからのクリスマスまでの読み聞かせにオススメです。

  • 絵が素晴らしい。
    解説によれば主人公ティーカはエルフとのことだが、服装から察するにサーミの人。
    各ページの両端などに多く登場するクリスマス妖精達はトンガリ耳なのに対して、ティーカの耳はどっちとも見えないように描かれているのは興味深い。まぁ勿論サーミは人間だけども。
    サンタやトナカイにフォーカスが当たるストーリーが多い中、サンタのトナカイを飼育する役にスポットライトが当たるのは新鮮。
    王道なストーリーではあるけど楽しめた。

  • 絵の細かさがとても綺麗でとても夢が広がって幸せな気分になります。隅々までゆっくり見たい本です。

  • こんなお話もあったのね。
    サンタさんからトナカイのしつけを任されたティーカ。上手にお仕事をはたすことはできるのでしょうか。
    絵がゴージャスでとても素敵。楽しめます。

  • 北の果てのサンタの家の近くに住むエルフの女の子ティーカ。
    今年はサンタさんからクリスマスイブまでにサンタさんの乗るソリのトナカイをしつける大事な仕事を頼まれる。
    8頭のトナカイたちは1年間森で自由に暮らしているのでまずそれらを集めてくるところから始まる。
    何とか集めたけれど、みんななかなか言うことを聞かない。
    ついつい厳しく接してしまうティーカ。
    並ぶ順番もいつもと違って怒るトナカイたち。
    ついにはトナカイたちの角が絡まってどうしようもなくなってしまう。
    そこで初めてティーカは自分が厳しく接していたことに気が付く。
    トナカイに優しくしようとするとトナカイたちの角は自然とほどけ、今度はきちんと並んで飛ぶ練習をするのだった。
    そうして、24日の夜、ティーカは無事サンタさんにトナカイを引き渡すことが出来るのだった。

    本物っぽい絵がきれい。
    左右の枠では、他のエルフたちがクリスマスのプレゼントを作ったり、包装している絵が描かれている。
    周りの枠のおもちゃや絵を見るだけでも楽しい。
    日にちもだんだんと迫っていき、24日にはティーカのことを見守るエフルたち。
    枠に書かれいるカレンダーの日付けから考えると、ティーカとトナカイたちの心が通じ合ったのは、24日?
    最初は厳しかったトナカイたちの表情が、最後は柔らかくなっていて、リアルな動物絵の表情のかき分けがうまく出ている。

  • クリスマスまでの日々が、ゆっくりと流れて行きます。
    ちょっと頑固な、個性豊かなトナカイたち。
    エルフのティーカと一緒にドキドキしながらも、各ページの左端&右端に描かれたエルフたちのクリスマスプレゼント作りの様子が、本当に美しくて、心が満たされました。

  • 本筋とは別に脇で(?)プレゼントの用意などが着々と進んでいるのを見るのが楽しい。

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著者プロフィール

ジャン・ブレット マサチューセッツ在住の絵本作家。子ども時代にイラストレーターになると決め、多くの時間を読んだり描いたりして過ごした。彼女は夫と共に世界各地を旅行し、そこで見聞きしたことが絵本制作に生かされている。翻訳されている絵本に『ぼうし』『3びきのゆきぐま』(以上、ほるぷ出版)、『サンタさんのトナカイ』(徳間書店)、『くまふうふのバレンタイン』(新世研)などがある。

「2020年 『ふゆごもりのまえに』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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