今起きていることは、すべてあなたに必要なんだ: ザ・ボディショップ、スターバックス元CEOが語る、46の一問一答 (一般書)

著者 :
  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198637019

作品紹介・あらすじ

「失敗や挫折に意味がある」とは、ザ・ボディショップやスターバックスを率いた岩田松雄氏の言葉。仕事の過程とは、悩みと落胆の連続だ。岩田氏も例外ではなかった。人一倍苦労を重ねたからこそ、あらゆる局面で問題解決する力を身につけた。そんな岩田氏に、男女問わず20~50代の仕事の悩みが46問届けられた。人間関係や出世の悩み、転職から働く意味まで、あらゆる質問に全力で答える。読めば心がスッとする、マジメで熱い人生相談。

感想・レビュー・書評

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  • 岩田氏が46の仕事上の質問に答える本書
    自分の中にも、おなじような疑問を持つ箇所が多々あり、非常に考えさせられた1冊


    ・地位は権力ではなく責任である
    ・人は信じても人のすることは信じるな
    ・運がよくなると思ったほうが運がよくなる
    ・ベテランが後輩を育てるのはある意味義務
    ・仕事は世の中に貢献するための手段

  • ・意見の合わない上司と向き合うために、妙な正義感をむき出しにして戦おうとはせず、イエスマンになっておくことも必要。上司と同じ目線で対峙するからガチンコになる。もうひとつ目線を上に上げて「この上司に自分の案を通すには、どうしたらいいのだろう?」と思案してみる。まずは謙虚になって、上司からいろいろ学ぶべき。小さなことでも実績を上げ続けられるように。

    ・人が悩むのは、諦めず努力をしているから。逆に悩みを解決したいという強い意思が、また努力しようという気持ちを生む。つまり悩むこと自体は悪いことではない。大切なのは、逃げずに問題と対峙し、自分なりの答えを導き出そうとする真剣な意欲があるかないか。

  • 2017年17冊目です。

    元スターバックスCEO 岩田松雄さんが仕事に悩める人たちの相談の回答する形式で編集されています。46人からの人生相談に答えています。
    岩田氏の本を読むのは、2冊目です。
    前作は、『「情」と「理」 話し方の法則』という本でした。
    その本の底辺にあったのは、
    「to do good」ではなく「to be good」になれ!でした。
    It is much more important how to be good rather than how to do good.
    ”いかになすか”より、”いかにあるか”ということのほうが大事であると。
    「理」だけでも「情」だけでも上手くいかない。
    これらをバランス良く保って事をなすには、「徳」を身に着けていかなくてはだめという主旨でした。
    この「今起こっていることは、すべてあなたに必要なんだ」は、46人からの相談に答えていますが、そこに共通しているのは、徳のある考え方、生き方をしていこうというものだと感じました。

    著者あとがき
    生きていくのは誰にとっても大変なことです。中でも人生の長い時間を費やすビジネスの場面での悩みは深刻だと言えますが、人が悩むのは、諦めずに努力をしているから。逆に悩みを解決したいという強い意思が、また努力しようという気持ちも生むのです。つまり悩むこと自体は悪いことではない。大切なのは逃げずに問題と対峙し、自分なりの答えを導き出そうとする真剣な意欲があるか、無いかだと思います。
    特に若い人たちには、「絶対大丈夫!」と自分を信じ、問題から逃げない気持ちと、「今のままでは明日はない」と自分に危機感を持ち、努力して欲しい。
    「環境と他人は変えられない。変えられるのは自分だけ」
    いかなる場合も問題の原因は自分にあると受け止めることから始めなければ、
    くらい悩みのトンネルから抜け出すことはできません。
    不平不満からは何も生まれないということに気づいた者が成長するのです。

    すべての悩みの回答に共通する著者の普遍的な考え方は、
    「自分は何のために働いているのか?」というミッションを明確にすること。
    悩みの中にいる人の多くが、「志」「目的」「使命」といった軸を見失っているのです。でも、会社や自分は何のために存在しているのかというミッションを心に強く刻んでいれば、人間関係の摩擦が起きても動じないという覚悟を備えることができるでしょう。自分のミッションをはっきりと認識することで、仕事に対する意義づけができ、「嫌な職場」が「ありがたい職場」へと一変するのです。
    自分のミッションを明確にするためには、まず自分を知る必要がある。自分は何がしたいのか?自分は何が得意なのか?どのように社会に貢献していくのか?就職をするにしても、転職をするにしても、重要なのは会社研究以前に、自分研究。人と自分を比べて落ち込んだり、自分は不運だと嘆いたり、人を恨んだりしている暇はありません。内観を通して自分を見つめ直し、自分らしい生き方を見つけて欲しい。

    徳がない生き方をしていると、使命感を持った働き方はできないと確信しました。

    Q:「時間厳守」が軽視されている会社の風潮が許せない!
    A:「一隅を照らす」存在になってください。

  • 岩田さんの最新刊。
    一問一答で岩田さんが様々な質問に答えて行く形式。
    質問者に寄り添ったり、時には厳しいことを言ったり、通り一遍の回答じゃなくてよかったと思います。

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著者プロフィール

岩田松雄(いわた・まつお)
元スターバックスコーヒージャパン代表取締役最高経営責任者。株式会社リーダーシップコンサルティング代表取締役社長。元立教大学教授、早稲田大学講師。1958年生まれ。大阪大学経済学部卒業後、日産自動車に入社。セールスマンから財務に至るまで幅広く経験し、UCLAアンダーソンスクールに留学。その後、外資系コンサルティング会社、日本コカ・コーラ株式会社役員を経て、株式会社アトラスの代表取締役社長として3期連続赤字企業を再生。その後、株式会社タカラ常務取締役を経て「THE BODY SHOP」を運営する株式会社イオンフォレストの代表取締役社長に就任し、売り上げを約2倍に拡大させる。2009年、スターバックスコーヒージャパン株式会社のCEOとしてANAとの提携、新商品VIAの発売、店舗内Wi-Fi化、価格改定など次々に改革を断行して業績を向上。UCLAビジネススクールよりAlumni 100 Points of Impactに選出される。2011年、リーダー育成のため株式会社リーダーシップコンサルティングを設立し、現在に至る。

「2023年 『ミッション 私たちは何のために働くのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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