- Amazon.co.jp ・本 (157ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198637811
作品紹介・あらすじ
氷の巨人をたおし、ばらばらにして、世界を作った神々。知恵にすぐれたオージン、力のつよい雷神トール、不老不死のりんごをまもる女神イズン、うらぎり者のロキ、そして、つねに神々に戦いをいどむ巨人族と、魔法の品を生み出す小人族…。欧米のさまざまなファンタジーの原点となった北欧の神話を、小学校低学年から読める形で贈ります。『はじめての古事記』に続く「はじめての神話」シリーズ第二弾。徳間書店の子どもの本・20周年記念作品。
感想・レビュー・書評
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北欧神話に初めて触れる読者に向けた児童書です。
話は要約・割愛されて固有名詞等は理解し易い表現に置き換えられているため、すらすらと読了できます。
更に詳しく書かれた北欧神話の本への架け橋となる一冊。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
『進撃の巨人』を読んでいて、モチーフになったのが北欧神話と知り、この本を手に取った。
読みやすくてわかりやすかった。
最初の巨人ユミルの話やユミルの死体をばらばらにする残酷さ。〈神の国〉のかべづくりをした石工が怒って巨人に変身するシーンは、まさに『進撃の巨人』のモデルなんだな、と感じた。
神々を中心に描かれるけど、巨人族にもたくさんの個体があることがわかるし、ロキは神の国にいるけれど、結局巨人陣営に戻るのでスパイみたいだと思った。 -
「はじめて北欧の神話にふれる日本の子どもたちのために、神さまたちにまつわるおもしろいエピソードをとくにえらび、「世界のはじまり」から「よみがえり」までを、できるだけ時間の流れにそうように整理しました。」あとがきより。
そのとおり、すらすらおもしろく読めました。
進撃の巨人にもインスピレーションを与えている、ということで、子どもといっても中高生でも興味を持って読めそうです。 -
●どの神話にも言えることかもしれないが、はちゃめちゃだなという印象が強い。子供向けだけあってわかりやすくはあった。
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読み聞かせ用にとうたっているから
文ばかりなのかと思っていたけれど
意外に挿絵もちゃんと描かれていて
びっくり!!
性格の悪い “ロキ” というものが
しっちゃかめっちゃかにしていく様を
神さまたちがどのように収めていくのか
どんなふうに付き合っていくのか
神様の知恵のみせどころ -
2021.01.30
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日本では馴染みのない、北欧神話
登場人物も知らない名前で、新鮮です