- Amazon.co.jp ・本 (152ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198639099
作品紹介・あらすじ
世界30カ国以上で植物と向き合ってきた、大注目のプラントハンター、西畠清順氏。世界中のメディアが注目する西畠氏が、いまいちばん伝えたいことを凝縮したフォトエッセイ! 植物と会話する方法とは? 世の中に「雑草」という草は存在しない? すべては、木のように成り立っている? 木を切ることは、かわいそうではない? 植物は決して自分だけが得しようとはしない? 人生を「花やか」にするための、驚きと発見と学びに充ちた一冊!
感想・レビュー・書評
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すてき。おもしろかった。実体験に基づいているから、本当のことが書いてあるなって、すぐわかる。その足で世界を見て実感したことを、1400円でシェアしてもらえてありがたい。
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彼が植物に向かい合う姿勢をいろいろな角度から解説する内容
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「念ずれば花開く」はいつか夢が叶うという意味ではなく、夢を叶えるためのスタートラインに立てるということ。「雑草」と言うな。どんな植物でもみな名前がある。「花を美しいと思えるかどうかは、見る人の心次第。美しいものをちゃんと美しいと思えることは、自分の心が豊かで幸せな証拠」
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書き留めておきたい文章がいくつもあった。
植物の存在や営みが新しい視点や気づきを与えてくれる。
自分が植物を見る目も変わりそう。 -
2.7
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プラントハンター西畠清順の人生を花やかにするエッセイ
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西畠清順氏(1980年生まれ、花と植木の卸問屋の5代目)の「教えてくれたのは、植物でした」、2015.4発行です。タイトルに惹かれましたが、読んでみるとやたら理屈っぽいといいますか哲学的で、私には合わない作品でした。私がひねくれてるのかもしれませんがw。
生を受け、両親、兄弟に教えられ、恩師に教えられ、社会では上司・同僚・部下に教えられ、退職してからは近所の方々、コミュニティの方々に教えられ、お陰様で明るく元気に暮らしています。そして、動物に、植物に、宇宙・自然に教えられ癒やされています。 -
「自然や環境のことを思いやりましょう」という類の話はいわないでおこうと誓っている筆者。
人類の歴史は自然を破壊しつづけてきた歴史そのものであり、自分の生活のすべてが、今までの人類の歩みの上に成り立っている。人類が今まで行った環境破壊に対して、自分は無関係であるという資格は誰にもないと考えている。
「自然や環境を守りましょう」というなんともいいがたい正義感が、時に人々を勘違いさせてしまうのではないか。
正義感で見ず知らずの人を助けるのと、家族や恋人を助けるのでは、後者の方により大きな力が動くはず。愛の力は正義感を超える。
環境や自然のことを守りたいのであれば、その必要性を述べることよりも、まずは好きになってもらうことがいちばん大切なのではないか、と筆者は考える。
植物が好きなことが大切なことで、正義感や危機感を煽ることではなく、植物を愛し、緑に囲まれた生活を心地よく思う心が大事なんだ、と思いました。