息ができない (文芸書)

著者 :
  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198639716

作品紹介・あらすじ

今朝も建築現場に向かう正一。肉体を酷使する日々は際限がなかった。だが風采のあがらない中年男の出現で状況は一変する。繁みで女をレイプしていた彼の名はユウヤ。悪びれるでもなく車の運転を頼んできた。強引に押し切られてふたりははるか北海道に向かう。その先々でなぜか命を狙われる羽目に。冷静に返り討ちにするユウヤ。常軌を逸した残虐性に正一は絶句する。この男がすべての原因だ、そして殺人を愉しんでいる――。いったい何者なのか?

感想・レビュー・書評

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  •  帯を見て面白そうだなと思って読んでみたが、そこまでの内容もなく、ただ、残忍な描写がひたすら続きます。グロイのが苦手な人にはオススメできません。
     内容もあまりに現実離れしていて、面白味にかけました。

  • 久しぶりにむさぼり読む感覚の小説でした。北海道から新潟を経由して広島へ向かうところで、まさか呉市が舞台になるとは思いよらず、身近な地域が描かれるとよく情景が思い浮かびました。

    ストーリーや設定の細かい部分は流し読みつつ、まるで馳星周を読んでいるかのような感覚にも陥りました。ボクは、この手の小説には、ただエンターテイメント性を求めるだけなので、没頭できるかが一つの基準としているのですが、単に面白かったという読感で良かったです。

  • 最初だけ読んでくじけた。

  • うーん。バッドエンドは好きくない(´・∀・`)

  • 何だこの血なまぐさい小説は・・・。
    人が次々死んでしまいます。しかもその描写はとてもグロい。
    こんなに次から次へと刺客に襲われては、命がいくつあっても足りない。
    何で行く先々襲われてるの?何と戦ってるの?
    何をしようとしているの?
    ユウヤのことを所々、いい人っぽく書かれている部分もあるけれど、
    すごく残虐非道な人でしょ。信用してもいいのか?

    少しずつ明らかになっていくものの、「え?なんで?」だらけ。

    ミノリの登場から流れが変わり、少しマシになるかと期待したのですが、
    最後までグロかった。
    一緒に行動していたために、あんな死に方をしたミノリが気の毒すぎる。

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著者プロフィール

吉村龍一(よしむら りゅういち)1967年、山形県南陽市出身。高校卒業後自衛隊に入隊し、陸上自衛隊施設科隊員として勤務。除隊後、近畿大学豊岡短期大学卒業。2011年、「焔火」にて、第6回小説現代長編新人賞を受賞してデビュー。単行本として刊行された。2013年、第2作目『光る牙』を刊行、同作は第16回大藪春彦賞候補作となる。そのほかの著書に『旅のおわりは』(集英社文庫)がある。

「2017年 『隠された牙 森林保護官 樋口孝也の事件簿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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