ルイージといじわるなへいたいさん (児童書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (62ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198640187

作品紹介・あらすじ

ルイージは、国境の近くの村にすむ男の子。毎週土曜日、バスにのってとなりの国にバイオリンを習いに通っています。いつも、バスにはへいたいさんが乗りこんで、密輸をする悪い人はいないか調べます。あるときから、鼻の長いへいたいさんが乗りこんで、ルイージのサンドイッチの中身をのぞいたり、ケーキをぐちゃっとつぶすようになりました。バイオリンの先生は、そのへいたいさんをこらしめようと…? カラー挿絵たっぷりの幼年童話。

感想・レビュー・書評

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  • ルイス・スロボドキン。

    彼はもともとは彫刻家です。 

    残念ながら彼の彫刻作品を
    目にしたことがありません
    が、

    絵のタッチや色彩に現れる
    素朴な温かさは、

    彼の作品全体に通じている
    ような気がします。

  • イタリアからバスに乗って国境をこえ、毎週土曜日にバイオリンを習いに通っているルイージ。

    国境で密輸人を探して乗ってくる兵隊さんの中に、いじわるな人がいて…

    話がちょっとくどいぐらいに感じますが、バイオリンの先生の仕返しはおもしろい。

    2、3年生に。

  • 図書館本。国境沿いに住む男の子が、バスで国境を越えて、バイオリンを習いに行く。バスに乗り込んでくる警備隊に目をつけられて…母はこの起伏あるストーリーが好きだけど、長女は普通なんだって。

  • 世代を超えて愛され続けている、アメリカのコールデコット賞受賞作家が贈る、ユーモラスで、ほのぼのとした幼年童話

    ルイージは、国境のちかくの村にすむ男の子。
    毎週土曜日、バスにのって国境をこえ、
    おとなりの国のバイオリンの先生のところへ通っています。
    バスにはいつも、国境けいびの兵隊さんたちが
    のりこんできて、密輸をする悪い人はいないか、調べます。
    さて、ある時から、新入りの、鼻の長い兵隊さんが、
    ルイージのお弁当やケーキを調べると言っては、
    サンドイッチをめくったり、ケーキをつぶしたりするようになりました。
    怒ったバイオリンの先生は、
    いじわるな兵隊さんをこらしめてやる、と言いますが……?

    ~~表紙カバー見返しより~~


    夏休みの推薦図書(小学校・中学年向け)になっていたので、子供が借りてきました。
    主人公の男の子はイタリアに住んでいて、毎週お隣のスイスの町に国境を越えてバイオリンを習いに行ってます。
    まず、この国境を越えるというイメージがわかないということで、地図で場所を確認するところから始めた我が子w
    思わず「そっからかいw」とツッコミを入れました(爆)
    日本は海に囲まれた島国なので、陸続きの国ではバスで国境を越えれることが新鮮だったみたい。
    毎回ルイージのお弁当やケーキを調べると言いながら食べちゃう いじわるな兵隊さんと、
    それに腹を立てて仕返しをするタリアティーニ先生のコミカルなやりとりにフィーチャーしつつ、
    その実は、いろいろと伏線が張ってあるのが面白いです。
    我が子は早い段階でわかったので、「これ絶対そうだよ」と(笑)
    その、ヒントの与え方が絶妙で楽しいです。
    最後まで気づかなくても、読み終わった後、
    もう一度読み返してみると「なるほど」と二度美味しいかも(笑)

  • 国境を越えてバイオリンを習っている少年ルイージ。意地悪な兵隊さんにケーキをいつもぐちゃぐちゃにされてしまう。それに起こったバイオリンの先生が意地悪な兵隊さんに仕返し!痛快・爽快。小学校低学年向け。

  • イタリアに住む少年ルイージは、毎週土曜日に、バスで、スイスに住む先生にバイオリンを習いに通っています。

    国境では、へいたいさんが乗ってきて、密輸をしている悪者はいないか乗客の荷物を調べますが、ルイージの荷物は、いつも調べられません。

    ある日、いつもとちがうへいたいさんが乗って来て、ルイージの荷物を調べました。
    お母さんが作ってくれたおべんとうまで調べて、おまけにデザートのケーキまで調べると言って、つぶしてしまいました。

    いつもケーキを楽しみにしていた先生は、そのへいたいさんを、こらしめてやると言いました。

  • いじわるな兵隊さんへの仕返しが愉快な上に、事件まで解決して読後感が良い。絵とお話がぴったり合っています。
    小学校低学年から。

  • 親としては話の展開が読めるけれども子供は続きが気になったようで一気に読み聞かせ。いかにも外国のお話って感じ。

  • ルイージは国境の町に住む少年です。毎週イタリアからスイスの町までバイオリンをならいにバスで通っています。国境を通るとき、それぞれの国の兵隊さんが乗ってきて密輸をしている者はいないか調べます。子どものルイージは、やさしく頭をポンポンされるだけでした。
    ところが、ある週からとてもいじわるな若い兵隊が乗ってくるようになり、ルイージのお弁当や先生と食べるようにお母さんが作ってくれるおいしいケーキを味見してぐちゃぐちゃにしてしまうのでう。
    話を聞いて怒ったバイオリンの先生がルイージと兵隊をこらしめにバスに乗り込みます。

    スロボトキンの文章と絵がとても素敵です。

  • ルイージはイタリアからスイスに国境をこえてバイオリンのレッスンに通っています。バスの中にそれぞれの国の兵隊さんが乗り込んできて、乗客の荷物を調べますが、ルイージはまだ調べられたことがなく、ちょっと残念に思っています。ところが、ある日、初めて見る兵隊さんがルイージのお弁当箱を調べて、とんでもないことをしたのです…。いじわるな兵隊さんをこらしめるために、バイオリンの先生がなかなかすばらしいことをやってくれます。そして最後には、とってもスカッとする結末が!

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著者プロフィール

1903〜1975年、アメリカ生まれ。絵本『たくさんのお月さま』でコルデコット賞を受賞。『百まいのドレス』『王さまとかじや』などの絵本を出版すると共に作家としても活躍し、『りんごの木の下の宇宙船』などの童話も多数残している。

「2020年 『なりきりマイケルのきかんしゃりょこう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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