恭一郎と七人の叔母 (文芸書)

著者 :
  • 徳間書店
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感想 : 68
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  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198641269

作品紹介・あらすじ

主人公・恭一郎には、七人の叔母がいる。
昭和を舞台に、時代に流されず、したたかに生きる八人姉妹。
彼女たちとその周囲で起きる様々な日常を、『東京バンドワゴン』シリーズなどで人気の著者が描き上げる。

感想・レビュー・書評

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  • 恭一郎の母は8人姉妹の長女。
    というわけで、恭一郎には七人の叔母がいる。
    母も含め、その叔母たちの個性的なこと。
    母から順番に7人の叔母について、恭一郎が語るのだが、個性的な一人一人をさらさら~と語られると、せっかくのドラマチックな人生が…
    さらに、叔母が8人ともなると、だんだん飽きてきた。

    って、失礼しました!


  • 前から図書館で借りようと思ってたがタイミングがなくて、今回時間が出来たので借りました
    様々な登場人物が出てきて楽しめた

  • 家族のお話。本当のことのようです。
    がフィクションとしてはどうかなあ。

  • 何だろう・・・・よくわからないうちに読み終わってしまった。
    小説なのだが、エッセイのような・・・

  • 更屋家に生まれた恭一郎と、その7人の叔母や親類を巡る家族小説。7人の叔母は、恭一郎の母さき子の妹たちで、さまざまな性格をもち、恭一郎の性格を色々な形に形成していくのがわかる。

    最初は登場人物が多く、しかもほぼメインで女性ばかりだったので、ごちゃごちゃになるかと思ったが、著者の読みやすい文章の為せる技か、非常にすらすら読めた。

    各々の叔母のキャラクターが徐々に明るみになっていき、恭一郎やほかの姉妹の関係がパズルのようにハマっていき、最後の一文でしあわせな境地に着地するという、ほのぼのとした気持ちになる物語。

  • ただただ主人公の恭一郎が、7人の叔母たちについて語っているだけなのに、何故か面白かった。

  • 連作物で、大家族のそれぞれのたくましい叔母たちを観察する主人公恭一郎。人物描写が秀逸。個性が際立って描かれており、時代を映している。ここから、それぞれのスピンオフがまだまだ作れそう。面白かった。

  • 恭一郎には母方に7人の叔母がいる。その叔母達の人生を恭一郎が語る形で進む物語。それぞれ個性的な叔母達だが、話しが進むうちに恭一郎の成長にも深く関わって来たことが伺える。バンドワゴンシリーズもそうだし、この作者は大家族が好きなんだなと思う。

  • 8人姉妹の長女の息子、恭一郎からみた七人の叔母の話。
    七人もいればこんなにバラエティ豊かかなぁ?
    ちなみに私の母は9人兄弟の末っ子。
    3人の伯父と5人の伯母がいる。
    少なくとも、顔は皆似ている(≧∇≦)

  • 面白かった!今まで無かったような話ー
    いやいや有り得んだろ!ってちょっとなったけどもw
    恭一郎もなかなかの人物よねw そこも詳しく知りたいなー

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著者プロフィール

1961年、北海道生まれ。広告制作会社勤務などを経て、2002年に『空を見上げる古い歌を口ずさむ pulp-town fiction』で、第29回メフィスト賞を受賞して翌年デビュー。温かい筆致と優しい目線で描かれた作品は、ミステリから青春小説、家族小説など多岐にわたる。2013年、代表作である「東京バンドワゴン」シリーズがテレビドラマ化される。おもな著書に、「マイ・ディア・ポリスマン」「花咲小路」「駐在日記」「御挨拶」「国道食堂」「蘆野原偲郷」「すべての神様の十月」シリーズ、『明日は結婚式』(祥伝社)、『素晴らしき国 Great Place』(角川春樹事務所)、『東京カウガール』『ロング・ロング・ホリディ』(以上、PHP文芸文庫)などがある。

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