優しい水

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著者 : 日明恩
  • 徳間書店 (2017年3月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (403ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198643621

優しい水の感想・レビュー・書評

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  • 遅筆で知られる作家さんの待望の新作!でも「武本&塩崎シリーズ」でもなく、「Fire's Out」シリーズでもなく、少し残念な気持ちで読み始めたが、読み終わっても、読後感が悪くて、残念な気持ちは拭えない。用水路に捨てられていた熱帯魚を見つけた中学1年生の洋は、犬の散歩で通りかかった間宮の協力を得て、熱帯魚を救い出し、9駅離れた保護センターに持っていくことに。しかし、熱帯魚が死なないように、万全を期したのにも拘わらず、保護センターにたどり着く前に熱帯魚は全て死んでしまう。その死に納得のいなかい洋は水を調べ、その水には得体の知れない生物がいることを発見する。一方、動物病院に勤務する須賀は、洋と一緒に熱帯魚を救った間宮の愛犬を診察したことから、この1件に関わっていくことになる。タイトルとは裏腹に、その水で熱帯魚が死んだことから、自分が気に入らない人や動物に、その水を与えると言う行動に出る洋。その行動が大きな騒動になっていく・・・
    人を不幸にする上に、最後まで毒物の正体の正式な解明はされないままで、すっごく消化不良。

  • 用水路に捨てられていた熱帯魚を見つけた中学1年生の石塚洋。魚は全滅してしまうが、水の中に得体の知れない生物がいることを発見する。魚が死んだ原因は水にあると考えた洋は、自分が気に入らない人や犬に飲ませてしまう。
    もっと、バイオテロ、もしくはパンデミックというような展開かと思っていた。回収仕切れていないことや誰も救われないということで、若干消化不良気味。

  • 最後のページをめくった瞬間、えー!?と声が出ました。ページを読み飛ばしたのかと、めくったページを確かめるもののやはりおしまい。
    モヤモヤがハンパないです。

    生物パニック的なものに分類されるのかと思いますが、序盤から読みやすく入り込めました。パニックへの布石がいい具合に散りばめられていて、うわーと思いつつドキドキとハラハラが追っかけっこです。

    都合良すぎるという場面がチラホラありつつも興ざめするほどではなく、終始先が気になる良い読み心地。
    でもばらまかれる布石が大盤振る舞いで、読み進めるにしたがって「残りのページこれだけなのにどうやって収拾をつけるんだ」とこっちが焦ります。
    そして案の定な感じで終わるという。

    リアルといえばリアル。でもじっくり読み込んで背景や意図を探るような種類の物語ではないのだからスッキリ終わらせて欲しかった。

    タイトルの意味もご親切な説明はないです。急激な乱高下からの、波のない穏やかな自我への導きという解釈でいいんだろうか……。

  • 他のレビューにも書かれていたとおり救いがなさすぎて読み終わったあと悲しくなる。しかも原因を作ったのはこいつかと知ってやりきれない。そしてこんなことが起きても不思議ではない世の中になってしまってさらに悲しい。

  • 誰一人救われる事のない物語。読後感悪し。

  • 出版社の紹介文から想像していたのは、バイオテロだったんだけど、なんか予想外に静かな展開で意外でした。
    でも、テロと思わず、ただ金もうけのために、「毒」を売るというほうが、確かに怖い。
    地球規模でいろいろなものが移動する現代では、このような脅威も、身近にありえるようになったのだなぁ。

  • 篠田節子と同じレベルを期待すると失望する。
    USBメモリ飲み込むことないし、わからないことたくさん。

  • すごく怖いわけではないけど、じわじわ怖い。
    毒素が染みこんでくるような怖さ。
    うまいなー。おもしろい。

  • ひとりぼっちの洋はある日川で捨てられていた熱帯魚を発見した。
    しかし、保護した翌日魚達は死滅していた。
    水を調べてみると、そこにはニョロニョロした細菌がうごめいていた。

    日明さんの新作が読めて幸せ…。
    これまでの作風と少し変わっているものの、少しずつ悪い方向へ転がり落ちていく展開が面白かった。

  • 少年が見つけた水の中の微生物。それに少し妙な力があることに気づいた少年が、その微生物を研究するうちに恐ろしい事件が巻き起こってしまうサスペンス。
    正直最初の段階ではそれほど凶悪なものとは思えなかったので、ちょっとした出来心で彼がやってしまったことはまだ許せなくもないかなあ。真に恐ろしいのはあの人でした。うーむ、まさかあそこまで邪悪だなんて思わなかった! むしろここまでくると少年は被害者に思えてしまうかも。
    ところで、きっちりした由来だとかこの後どうなりそうとかいうことがいまいちはっきりわからなくって。プロローグの意味とか、カウントダウン形式の章とか。そして最終章が「0」ということは、ひょっとするとこれから何かが……!?

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