関口知宏のヨーロッパ鉄道大紀行: イタリアをめぐる旅~ローマ、ミラノ、ナポリをゆく~

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  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198643652

作品紹介・あらすじ

関口知宏の鉄道旅シリーズ。オランダ、ベルギー、オーストリア、チェコの4ヶ国の鉄道旅に続き、世界的な観光スポットとして知られるイタリア鉄道旅を一冊で網羅するシリーズ第2弾が早くも刊行。ローマからナポリまで、半島をめぐるイタリアの風景や人々は、関口知宏の目には、どのようにうつったのだろうか。混迷をきわめるヨーロッパ。歴史と現在が交錯する情景を、番組恒例の絵日記とともに振り返る。イタリア観光情報や街の様子も含めて紹介。

感想・レビュー・書評

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  • イタリアを10日間ずつ3回に分け、「脛」からシチリア島、「ふくらはぎ」をめぐりぐるっと一周。放送は『関口知宏のヨーロッパの旅 イタリア編 3回シリーズ』2016(平成28)年  

    1回目はミラノから「脛」の部分、ローマ、ナポリへ。

    2回目はナポリから「つま先」を経てメッシーナ、シチリア島の東部を巡り、「足底」「かかと」「アキレスけん」部分のバーリ駅まで。養蚕と絹づくりが残っていて、白、クリーム色、黄色の繭の写真がありました。「アキレスけん」部分の.アルベロベッロではおなじみの白い壁に灰色三角のとんがり屋根の家並み。世界遺産に登録された1996くらいまでは実際に住んでる人もいたようだが、今では(2016)ほとんどお土産屋さんになっている、とある。

    3回目は「ふくらはぎ」部分。バーリ駅を起点に、イタリア最大のマルゲリータ・ディ・サボイアの塩田へ。アッシジ、サンマリノ共和国、フィレンツェ、ベネチア、トリエステで終点。

    イタリア料理の歴史のページがあり、スパゲッティとトマトの組み合わせは、18世紀になってから。トマトがイタリアにやってきた16世紀当時はトマトは食べると毒だとされ、観賞用だった。17世紀に食用になり、1773年にトマトソースとパスタが運命の出会いを果たす、とあった。

    この放送を見た記憶はないのだが、ぺらぺらとめくっていると、やっぱり街並みとか食べ物とか、イタリアは魅力あるなあ。

    2017.3.31第1刷 図書館

  • 予算に糸目をつける必要のないであろう立場なりに、美辞麗句の並ぶ他のガイドブックとは一線を画す、泥臭い部分もほんの少しだけ垣間見ることができる。イタリアの若者の失業率等への言及がある。

  • 本棚にあったので軽い気持ちで手に取ったら、一般的な観光旅行本とは違い、国民性を考えながら、というそこに暮らす人間をみていく「旅」の本で色々と考えることができた。内向きで受身で消去的なイタリア、日本人と似ている等、意外だけど旅の様子を見て、本書を読み終わる頃は納得できたことが面白かった。
    私がイタリアに行った際はいわゆる観光地の光の部分ばかり見ていたので、このような旅もしたいなと思った。
    著者の絵と文字も上手だったのが驚き!!

  • イタリアに行ってみたい。

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著者プロフィール

俳優・旅人・アーティスト。1972年東京都生まれ。立教大学経済学部卒業。1996年、ドラマ「MMR 未確認飛行物体」(フジテレビ)で俳優デビュー。以後、「あぐり」「利家とまつ」(ともにNHK)、映画「あぶない刑事リターンズ」「SHADY GROOVE」など数々の作品に出演し、また「スタジオパークからこんにちは」(NHK総合)の司会を務めるなど多方面で活躍。2004年「列島縦断 鉄道12000km 最長片道切符の旅」(NHK-BS)を皮切りに、JR線全線走破を達成。同じくNHK-BS「関口知宏が行く ヨーロッパ鉄道の旅」(2005~06)、「関口知宏の中国鉄道大紀行」(2007)、「関口知宏のヨーロッパ鉄道の旅」(2015~17)で、ヨーロッパ16か国と中国を鉄道で旅する。著書に、一連の旅をまとめたシリーズ、『「ことづくりの国」日本へ そのための喜怒哀楽世界地図』(いずれも徳間書店)ほか多数。

「2022年 『こころをよむ 鉄道で行く 世界をめぐって人を知る旅』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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