誰も語らなかったジブリを語ろう (TOKYO NEWS BOOKS)

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著者 : 押井守
  • 東京ニュース通信社 (2017年10月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198645021

誰も語らなかったジブリを語ろう (TOKYO NEWS BOOKS)の感想・レビュー・書評

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  •  アニメ映画監督による極めて辛口なジブリ映画評。映画ライターの聞き手に語る口調は宮さん(宮崎駿)、敏さん(鈴木敏夫プロデューサー)、高畑さんと親しみを込めた表現であり、仲が悪いといいながらも、非常な親しさからくるゆえの厳しいコメントか。ジブリ作品はいずれも宮崎の作画は秀逸ながらも、物語は破綻している!その矛盾点を強調していることは、確かに見た後のすっきりしない感じを言い当てているようには思う。映画の主人公が宮崎そのものであるとは、紅の豚、風立ちぬの主人公たち、まったくその通りであり楽しい。また鈴木敏夫の存在の大きさもこれまでの想定以上だった。魔女の宅急便のキキは鈴木の娘、コクリコ坂の風間は鈴木そのもの!そしてなんと押井の映画には宮崎たちをモデルにした登場人物もいるらしいとは楽しい話。「ジブリ作品を見ている間は、こんな素敵な映画に感動する自分はいい人だと思える」(P133)との表現は全く言い得て妙!これがジブリ映画の成功を支えている秘訣なのだと思う。宮崎のジブリ映画は絵本としてこれからも読み継がれていくだろうとの結論は最高の誉め言葉に感じられる。

  • 請求記号:778.77/Osh
    資料ID:50089048
    配架場所:図書館1階東館 め・く~る

  • 「スタジオジブリ」の宮崎駿夫の作品は、プロットが破綻しているという、商業的観点からほとんどの人が触れなかった点を総括(こき下ろす)する。
    俺的にはジブリの最高傑作は「となりのトトロ』だと思うのだが、押井守からみると『天空の城ラピュタ』になるらしい。しかしラピュタでさえ、竹熊健太郎が書いているように製作中で公開前3か月の段階でラストが決まっていなかったという恐ろしいエピソードが語られているのは有名な話。
    プロット的にはトトロのほうが優れているのでは?

  • ★2017年11月18日読了『誰も語らなかったジブリを語ろう』押井守著 評価B

    アニメ界の巨匠 押井守氏(うる星やつら、甲殻機動部隊制作者)が、だれも公平に批評できなかったジブリ特に宮﨑駿監督の作品に対する忌憚のない意見をOPEN. その歯に布着せない辛辣で尊敬に満ちた言葉は、非常に興味深い。

    宮﨑監督の問題は、ストーリーの一貫性がなく、全体を構想していない。よって、辻褄が合わず、自分が書きたいシーン、書きたい画を描いて、ただただ自分の妄想を映画にしたいタイプ。その妄想、ディテールだけで人を揺り動かす力を持っているのが、宮﨑監督の実力。
    皆を感動させたい、ジブリを見ている間を自分がいい人間と思える、みなが感動したがる、その間じゃ生きていることに希望が持てるものとなった。しかし、結局、宮﨑監督には、一本の映画に構造を作り出す、世界観を作り出す、物語を作り出す力はない、と指摘。

  • 明快で、痛快でもあった。
    BDを持っていても、断片的にシーンしか見てなかった理由が分かった。

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誰も語らなかったジブリを語ろう (TOKYO NEWS BOOKS)の作品紹介

世界のアニメーションに影響を与えた“スタジオジブリ”を、これまた世界中からリスペクトされる監督・押井守が語り尽くす。スタジオジブリの劇場公開作を振り返りつつ、「これまでのジブリ、これからのアニメーション」まで縦横無尽に語った痛快&ディープなインタビュー。<目次>第一章 矛盾を抱えた天才 宮崎駿/第二章 リアリズムの鬼 高畑勲/第三章 ジブリ第三の監督たち/第四章 小さな巨人――スタジオジブリ カバーイラスト/湯浅政明

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