海軍おもしろ話 戦中篇 (徳間文庫 お 13-11)

著者 : 生出寿

• 徳間書店 (1994年9月1日発売)

感想・レビュー・書評

[露草さんの感想 · 2013年1月29日]

そんなにおもしろくないかな（笑）
士官の話がこれほど面白くないとは思わなかった（笑）
それは、この本の前に、「士官なんて！」という下士官の本を読んだせいか。

ネタとしては面白いけれど。
これで海軍を知ったようにはならないし、あとがきに書いてあったような目的は達成しないかなぁ。

[ユウジさんの感想 · 2012年10月2日]

しょっぱなから「赤城」でのヘル談。しかも、真珠湾直前に。話が集められてガリ版で印刷、ガンルーム(だったかな)で販売までされたとな(で、声をかけられなかった草鹿参謀長がわざわざ買いにきたとか)。まさか一冊通してこのノリかと不安に思ったのも束の間、鬼瓦こと小沢治三郎が唄い踊り、有賀さんが従兵に水虫の治療させながら戦闘指揮をとり…。まだ半ばにも達していませんが、濃いわぁ。

読了。上記のような話ばかりではありませんが、やはり本になるような逸話ばかり。

表紙絵がかわいい。

著者プロフィール

大正15年３月、栃木県に生まれる。海軍兵学校74期。海軍少尉。東京大学文学部仏文科卒。戦記著書＝「反戦大将井上成美」「烈将山口多聞」（徳間書店）、「勝つ司令部と負ける司令部 東郷平八郎艦隊と山本五十六艦隊」（人物往来社）、「海軍兵学校よもやま物語」「勝負と決断」「政治家辻政信の最後」「元大本営作戦参謀ビジネス戦記」（潮書房光人社）。

「2020年 『海軍人事』 で使われていた紹介文から引用しています。」