銀河英雄伝説 8 乱離篇 (徳間文庫 た 5-15)

著者 :
  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (343ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198908195

作品紹介・あらすじ

宇宙歴800年、新帝国歴002年。奪われたイゼルローン要塞を取り返すべく、皇帝ラインハルトは兵を向けた。迎え撃つヤン艦隊は、圧倒的勢力を誇る帝国軍に善戦。二人の上級大将を失った帝国軍は撤退を余儀なくされた。ラインハルトは停戦と会談を求める通信をヤンに送った。それに応えてヤンはイゼルローンを旅立ったが、その背後には凶悪な魔手が忍び寄っていた…。宇宙が今、大きく揺れる。

感想・レビュー・書評

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  • 同盟滅亡からの、ヤン逃亡、イゼルローンに立てこもり。ラインハルト軍団が攻めてくるが、善戦しまくって持ちこたえまくるもしかし地球同盟の陰謀により暗殺…切ない。8巻で退場とは、早かった!あと2冊でどうまとめるのか。

  • ついに8巻、「魔術師、還らず」。
    なんとまぁ、この巻で退場するキャラクターの多いこと。
    前半で主要キャラクター達が勇戦し死んでゆく。
    そして、、
    初読の時に目を疑ってしまうほどの衝撃だった展開。

    魅力的にキャラクターを描き、そのキャラクターに頼らず
    ストーリーで読ませてくれる。
    惚れ惚れする作品だと改めて思う。

  • ヤンが死ぬその実際の場面になるまでそれが信じられなかったです。ヤン…物語の最後まで生きてくれると信じていたのに。最期に彼に呼びかけていた人は誰だったんだろう。私なりに考えました。

  • イゼルローン要塞を拠点にヤンはラインハルトの兵を迎え撃つ。要塞の利点を活かして善戦するヤンに停戦と会談を持ちかけたラインハルトだが、2人は会うことはなかった。そして、共和制の芽はユリアンらに受け継がれる。


    読むのが辛すぎた。薄々わかっていたことだけれど、本当に還ってきてほしかったです。ヤン・ウェンリー大好きでした。
    確かにヤンは戦争でたくさんの人を殺したけれど、それ以上の人に愛されて、そして自分を慕ってくれる人のために働いたのでしょう。
    ラインハルトがキルヒアイスを失ったように、ユリアンもヤンという失ってはいけない人を失ってしまいました。ユリアンの気持ちを思うとやっぱり苦しいです。
    それに今回は、あまりに多くの人が一気に死んでしまったので、喪失感が大きすぎて…

    今までは読んでいて楽しいと感じていたのですが、あと2冊はますます喪失感とか悲しい気持ちになりそうで怖いです。

  • 喪失感。
    そんな。。あっけなさすぎる

  • あらかじめなんとなく知っていたこととはいえ、やはりショック。のこされた者たちのこれからどうしていくのかな。

  • 死んでしまった_| ̄|○

  • 一番はじめに、何かをはじめる人より、その後を継いで、うまく軌道に乗せるほうが大変だろう。ましてや英雄の後を継ぐとなれば、想像に難くない。

    2人の主人公のうち、ひとりが死ぬのだが、その意思を残された人々がどう継いでいくのか、おもしろくなってきた。

  • ヤン・ウェンリーの最期…(涙)。
    彼が亡くなっても、理想のための闘いは続きます。
    著者の言うとおり、架空歴史小説なんだなあ…。

  • 回廊の戦い。シュタインメッツ、ファーレンハイトの戦死。そして魔術師還らず。イゼルローン共和国樹立。ヤンの死後の混乱が(--;)ヤン艦隊の幕僚たちの死や別れ(--;)何度読んでも泣いてしまう。

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著者プロフィール

1952年熊本県生まれ。学習院大学大学院修了。1978年「緑の草原に……」で幻影城新人賞を受賞しデビュー。1988年『銀河英雄伝説』で第19回星雲賞(日本長編部門)を受賞。2006年『ラインの虜囚』で第22回うつのみやこども賞を受賞した。壮大なスケールと緻密な構成で、『薬師寺涼子の怪奇事件簿』『創竜伝』『アルスラーン戦記』など大人気シリーズを多数執筆している。本書ほか、『岳飛伝』『新・水滸後伝』『天竺熱風録』などの中国歴史小説も絶大な支持を得ている。

「2023年 『残照』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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