- Amazon.co.jp ・本 (342ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198921682
感想・レビュー・書評
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神野さんのザワ爺の話のところに感動しました。
負けても胸を張れ
勝ち続けている人など、きっと、誰もいない
自分を応援してくれる誰かがいるというのは、本当に幸せなことなのだ詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
やや、焦点がボケていますかね。
かっての不祥事の当事者である恭子の生き方や、奥さんの和美、父親のキャラはなかなか良いのですが。むしろそれに押されて、主人公がボンヤリしてしまった感じがあります。
主題も、美奈子が受けるイジメ(重松さんの得意分野)と中年男性の悲哀(これもですね)、父親の家族愛など、いくつかの要素はあるのですが、ちょっと多すぎて、どれも描ききれてないような気がします。
小説としての上手さはどんどん上がってるのでしょう。でもデビュー当時の鮮烈さは少し薄れてきた感じなのでしょうか。それとも、この作品固有の問題でしょうか。
とは言え、☆3つはちょっと厳しすぎるかな。4つでも良いかも知れないと思いつつ。。。。
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負けること、逃げること、やさしさ……読んでいるといたくなる
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逃げる事も選択の一つ。
逃げるからダメじゃないんだなと思うと、なんだか気持ちが楽になる事もあるんだな…。 -
終始、意気地の無い主人公にイライラしながら読みました。
それと、愛すべきザワ爺がイイ! -
重松節満載で、青春時代~中年おじさんへの物語が流れる・・・誰にでも思い浮かぶ風景ではないだろうか・・。
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ざ・重松ワールド。
おっちゃんになった仲間達も
現代を育った子供達も。
山口弁がまたいい味。 -
なんだか、自分の田舎のことを少し考えた。初夏がいいかな。
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人に借りた重松さんのお話。
スポーツ青春系かとおもうようなタイトルだけど、家族、友情、故郷、仕事などテーマが身近なもので登場人物それぞれ深みのある人ばかりでした。
大きな盛り上がりにはかけたけど、心温まる場面が何度かあり、涙が出てしまう所は、さすが重松清だなぁ。