父子十手捕物日記 (徳間文庫 す 13-1)

著者 :
  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (348ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198921699

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  • L 父子十手捕物日記1

    父子の同心モノ。大抵この場合、親父は凄腕の元同心で女たらしで人柄も良く隠居生活。息子はそんな親父に反発して堅物か出来の悪い同心でも周りから愛されている…というのが常だけれも、こちらももれなくそんな感じ。
    ただ息子は成長株で将来有望、ドジは踏むがやっとうは強く…とまぁ愛すべきキャラ。
    連続殺人犯への到達と犯人の動機はいまいちだったけれど、文之介が成長著しいのと、親父周辺のなぞ(身元不明の女と親父を狙う凄腕若浪人)やお春のなぞ…やらを引っ張っているので次巻を読むのが楽しみになる。

  • 鈴木英治のシリーズもの。
    名同心だった父から跡を継いで、まだ新米の息子。
    二人は微妙な距離を取りながらも、
    父は子を、気にしながらも成長を見守り、子は早く一人前にと奮起。

    幼馴染みが中元を勤め手先をしているので、その幼馴染み同士の会話も楽しい。

    とても良い物語になっている、続編が楽しみ。

  • 昔の時代劇のドラマを見ている気がします。登場人物のキャラも魅力的です。

  • へなちょこ同心が物語の終わりにはかなり成長しましたね。

  • いま三。

  • 途中離脱した「口入屋用心棒」鈴木英治の捕物。図書館にシリーズが揃う「父子十手捕物日記」1巻、名同心の父・御牧丈右衛門から十手を受け継いで二年、幼馴染みの中間勇七を従え美味い物と娘の尻ばかり追いかけている文之介。御牧家に出入りする幼馴染みで味噌問屋の大店の娘のお春に想いを寄せるが、文之介の知らないお春の出生の秘密が、隠居した丈右衛門を狙う若い浪人を生み出した。シリーズがこの先結構長いので、同心親子の恋模様の展開が楽しみ。文之介のおちゃらけ悪ふざけが人物を軽く見せ、才能があるという剣術に疑問を感じた。

  • 謎が・・・夢のおつげ?
    指のキレイな娘たちと死出の旅に出たい?
    しかも別の謎が未解決のまま・・・
    ですが、鈴木英治先生らしい若者が主人公で
    気持ちのいい作品です

  • 父子十手シリーズ①
    またも父からのオススメ。
    かっこいいお父さんとダメ息子の話って聞いてたけど、息子もなかなかやりよる(笑)
    お春ちゃんがお父さんに懐いている理由が気になる。
    何かの事件がらみか。

  • 主人公である十手持ちの文之介。最初は大丈夫かと心配するような始まりでしたが、話が進むにつれて頭もそう悪くない、剣さばきも悪くない、人もいいとなかなかよかったです。
    でもお父さんのほうが渋くてもてるのもわかるなぁ(笑)。

  • シリーズすべて大人買い。

    テンポが良く小気味いい部分と、
    しみじみと読ませる部分の緩急が絶妙。

    登場人物のキャラも魅力的。

    「もうちょっと読みたいなぁ」と思わせる巻数で完結するのも
    なかなか、できるようでできないことなんじゃないか・・・と思う。

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著者プロフィール

鹿児島大学理学部教授

「2008年 『攪乱と遷移の自然史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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